CforCとは
Citizenship for Children(以下 CforC)はひとりの人としての、わたしなりの関わりを探求する市民向けのプログラムです。一人ひとりが自分らしい市民性を醸成し、行動できるようになることで、子どもと自分、地域のウェルビーイングをつくることを目指しています。オンラインを活用した本プログラムでは、全国各地から集まる参加者が繋がり、互いに学びあい、自身のあり方を探求します。
CforC 2024
2023年度は、「基礎」「探求」「実践」の3コースを実施しました。講義や講師との質疑応答だけではなく、参加者がそれぞれの視点で話す言葉に学びあい、励ましあう場面がたくさんありました。また修了時には「何かしなくてはという力みが抜けて、自分の心地よい在り方が見えた」という声が多かったのも今年の特徴です。回を重ねるにつれ、学生時代からの友人のように打ち解けていく参加者のみなさん。オンラインの出会いから始まるCforCコミュニティは、参加者・スタッフの垣根を越えて、今も各地で広がり続けています。
どんな人が参加したの?
今年度の参加者は、探求ースが29人、基礎コースが48人(通期:36人、前期:10人、後期:2人)となりました。探求コースのうち5人が実践コースに進んでいます。
参加してみてどうでしたか?
●自分では物事に対してフラットに見ている方だと思っていたが、自分の価値観を押し付けてしまっていることも多々あり、それを自覚できた。(地域活動・任意団体、35-44歳)
●一見、ネガティブに思える自分の反応、感情的な言動にも、私の願いが根本にあることに気付き、自分をいとおしく感じるようになった。(NPO・NGO職員、45-54歳)
●無意識に目の前のことに対して、自分がどうにかしなければというような背負う気持ちが心のどこかにあった気がするが、それが和らいだように思う。私も資源の一つと、いい意味で力が抜けた。(NPO・NGO職員、45-54歳)
●資源性のワークで、自分にできること、他者にできることがそれぞれ異なり、そこまで背負わなくても自分にできることをやれば良いのだと感じることができたことが大きい。(18-24歳、大学生)
●プログラム構成がしっかりと丁寧に組まれていて、長時間にもかかわらず最後まで充実した時間を過ごすことができた。(会社員、35-44歳)
●子どものために特別に何かをしなくてはいけないという訳ではなく、何気ない日常での在り方を大事にしようと思うようになった。(18-24歳、大学生)
参加者の変化
プログラム開始前後の参加者アンケートでは、今年度は以下の項目で「当てはまる」「とても当てはまる」の回答割合に大きな変化が見られました。子どもの為にできることを考えるだけでなく、自分にとって心地よい関わり方を探求することがプログラムの特徴です。
