ワークショップ

セミナーレポート|地域全体で子どもの育ちを支える

江戸川区児童相談所と協力してセミナーを開催しました

江戸川区児童相談所が主催する1DAYセミナー地域全体で子どもの育ちを支えるために私たちにできることにPIECESが協力しました。

当日はファミリー・サポート、子ども食堂のボランティアや里親など、子どものための活動に携わっている方や関心のある方にお集まりいただき、体験談や日頃の活動の悩みを共有することで、多視点から江戸川区の子どもや取り巻く環境を考える貴重な機会となりました。

セミナーでは、PIECES代表理事の小澤より「子どもの孤立とわたしたちにできること」をテーマに、子どもの孤立の現状や市民性が醸成されたまちづくりについてお話させていただきました。その後は事務局長 斎の進行のもと、おうち食堂(食事支援ボランティア派遣事業)や里親、ショートステイをされている方々より体験談を語っていただいたり、日常の中での子どもとの関わりや、子どもにとって居心地のよい地域について参加者同士で対話をしながら理解を深めていきました。

今後も、さらなる交流と協力を通じて、子どもたちにとって居心地のよい優しいまなざしに溢れた地域と人づくりをサポートしていきたいと考えています。

参加者からの感想(一部抜粋)

・たくさんの方が支援活動に興味関心を持ち、関わっていることを知ることができて良かったです。世の中はこんなにも温かいんだなと感じることができました。

・地域でどんなことができるのだろう、と思っていましたが、小さなことから市民として子どもたちに関われる機会ってたくさんあるんだなと感じることができました。

・里親になることに対してハードルが高いと感じていましたが、リアルなお話を聞けて短期間から子どもたちの受け入れが可能ということですごくハードルが下がりました。

・困った人を助けたいという同じ思いがある方が多く、そういう力を合わせて活動が出来ればいいなと思いました。

1DAYセミナー「地域全体で子どもの育ちを支えるために私たちにできること」
日時:2024年2月18日(日)14:00~16:30
主催:江戸川区児童相談所  協力:認定NPO法人PIECES
場所:篠崎文化プラザ第一・第二講義室(東京都江戸川区篠崎町7-20-19)
参加者:約45名

当日のプログラム
①講演      : 児童精神科医による「子どもの孤立とわたしたちにできること」
②体験談     : おうち食堂、里親、ショートステイ協力家庭など
③みんなで考える : ワークショップ/グループトーク

「私たちの地域でも、研修・講演を開催してみたい!」 そんなご要望がございました以下までお問い合わせください。

【イベントレポート】子どもと一緒に考えるワークショップ「子どものけんり」ってなあに?を開催しました

11月27日、PIECESの本郷オフィスにて『子どもと一緒に考える「こどものけんり」ってなあに?」イベントを開催しました。4歳から中学生まで10名の子どもたちと保護者の方6名が参加してくださいました。

はじめに、今日この場で大切にしたいこととして「思ったこと、感じたことは自由に表現すること、思ったことは否定せずに受け止めること」などを伝えました。子どもの権利条約にある4つの原則のうちの「子どもにとって最も良いこと」、「意見を表明し、参加できること」にも当てはまります。イベントを通じて少しずつ参加者の緊張感もほぐれていったように感じました。

子どもたちには会場の中を歩いて、子どもの権利条約が書かれたシールを集めてもらい、ワークシートに貼ってもらいました。子どもの権利条約は54条ありますが、その中で特に子どもたちに伝えたい10個を厳選しました。イラストレーターのひらのりょうさんのイラストを使用させていただき、シールを作成し、「イラストが可愛い!」と子どもたちから好評でした。

シールを集めた後、 シールにどんなことが書かれているのだろう?と見返してもらい、代表理事の小澤いぶきから子どもたちへいくつか問いを投げかけました。「学校のルールってどうやって決まっているのだろう?」「どんなときに自分の気持ちを伝えている?」など普段生活しているなかでどう過ごしているのか、振り返って考えてもらいました。生活しているなかで子どもの権利があるということに気付いてもらう時間となりました。

参加者の声

子どもたちからの声

・シール集めが楽しかった。

・色々なことを伝えることができてまあまあ楽しかった。

・「戦争(せんそう」から守る」権利があったけど、日本は戦争をしないのになぜこの権利があるんだろうって思った。

保護者からの声

・子どもがリラックスしていました。

・子どもの発言を聞けるのが楽しかった。子どもにもわかりやすく伝えて頂けて嬉しかった。

・子どもがどんな権利に興味を持つのか意外な面も見れたりして面白かった。

・子どもの権利についてのスタンプラリー(シール集め)の時に様々な権利を学ぶことができて良かった。

・子どもたちが自分や周りの人たちを大切に感じられる機会になるPIECESさんならではのワークショップにまたぜひ参加したいです。

今回のイベントを機に「子どもの権利というものがあるんだ」と知り、それはどんな権利があるんだろう?と気にかける最初の一歩になったら嬉しいです。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

最後に、今回のイベントではPIECESメイト(月額寄付者)の方にもご協力いただきました。会場案内、子どもたちの見守りや写真撮影等のイベント運営にご協力頂きまして本当にありがとうございました。

PIECESでは、「こどもがこどもでいられる社会を」目指して活動しています。「子どもの権利月間」として12月15日までキャンペーンを開催中です。子どもの権利条約について知るコンテンツをご紹介しています。