いつもPIECESの活動に関心をお寄せいただきありがとうございます。
年末年始休業のため、12月28日(土)~1月5日(日)まで、事務所を休業いたします。
休業期間中にいただいたお問合せ等については、業務再開開始日以降に順次対応させていただきます。
ご理解、ご了承のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
▼領収書発行についてのご案内はこちらをご確認ください。
https://www.pieces.tokyo/news/2024receipt
いつもPIECESの活動に関心をお寄せいただきありがとうございます。
年末年始休業のため、12月28日(土)~1月5日(日)まで、事務所を休業いたします。
休業期間中にいただいたお問合せ等については、業務再開開始日以降に順次対応させていただきます。
ご理解、ご了承のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
▼領収書発行についてのご案内はこちらをご確認ください。
https://www.pieces.tokyo/news/2024receipt
いつもあたたかいご支援をいただき、本当にありがとうございます。
PIECESは2018年10月より、認定NPO法人の認定を受け活動してきましたが、2024年3月26日に東京都より、「認定」の更新が認められない旨の連絡を受けました。
それに伴い、今年度は2024年1月1日~2024年3月25日の期間に決済されているご寄付分のみ、寄付金控除などの税制上の優遇措置の対象となっております。寄付者の皆さまには大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。
そのような法人運営上の苦しい時期においても変わらず、ご寄付を続けてくださった皆さまには、本当に心より感謝申し上げます。
認定再取得を目指して、東京都にはすでに申請書を提出しています。再認定の可否に関する動向が分かり次第、改めてご報告させていただきます。
1.発送時期について
2024年1月1日~2024年3月25日に決済されているご寄付分の「寄附金受領証明書」は、2025年1月末に順次発送してまいります。
2.名義/ご住所の変更について
領収書名義や住所に変更があった方は、登録情報変更フォームからお早めにお手続きをお願いいたします。ご連絡がなかった場合、寄付登録時のお名前およびご住所での発行となります。
3.控除の対象となるご寄付
・毎月の継続寄付(PIECESメイト)
・単発でのご寄付(匿名でのご寄付は対象外です。領収書をご希望の方はご連絡ください。)
PIECESは、子どもの周りに信頼できる他者を増やすことで、子どもが孤立しない地域をつくることを目指しています。子どもの孤立が深まる前に、地域の中で子どもを見守り、子どもに寄り添う市民を増やすために啓発活動や市民性醸成プログラムを展開しています。
単発でのご寄付や継続寄付者を募集していますので、ぜひご支援よろしくお願いいたします。
自分自身の「願い」が、未来を紡ぐ種になる #問いを贈ろう2024
異なる私たち一人ひとりが大切にされている、そんな社会は誰かがつくる確固たる正解ではなく、ふと感じる違和感や、私たちが受け取る願いや問いからはじまっていく。
そんな想いから、PIECESでは2021年から「問いを贈ろう」キャンペーンを行っています。これまでに累計60万人に「問い」を届け、10,000件以上のアクションが生まれました。
今年は12月2日から12月20日までの期間、PIECESからあなたへ、15個の問いを贈ります。
「問い」を通じて、自分をみつめ、願いをうけとり、未来に想いを馳せてみませんか。
異なる一人ひとりが大切にされ、ともに生きる-
そんな社会は「想像すること」からはじまります。
想像すること。
それは、この世界を共にする自分や他者、そして未来に想いを馳せること。
「問い」を通じて、自分を想い、あの人を想う。
その営みが、ともに生きる一人ひとりが大切にされる今をはぐくみ、今よりすこしだけ、優しくてあったかい未来につながると思うから。
Special Thanks:デザインで、つなげる、変える。サイ株式会社 | Sai company / まえじまふみえ
7月10日から8月31日で実施していたクラウドファンディング、無事500万円の目標金額を達成して終了することができました!達成したのはなんと、終了10分前!
ハラハラ・ドキドキのフィナーレでしたが、最終的に【500人】の方から【5,102,500円】ものご支援をいただきました。心からお礼申し上げます。
スタートした日から最終日まで、ご支援が入らなかった日はほとんどありませんでした。
ご寄付をしてくださった皆さまはもちろん、SNSなどで情報を拡散してくださった方、周りに声をかけてくださった方、応援メッセージを寄せてくださった方、そして最後のフィナーレを一緒に見守ってくださった方々、本当に本当にありがとうございました。
皆さまとともに、これからも市民性を育んでいきたいと思っています。
どうぞこれからも、私たちの活動を見守っていただけましたら嬉しいです!
「これを機に、継続的にご支援したい」「クラウドファンディングに間に合わなかったので、どこから寄付したらいいですか?」 というご連絡もいただいております。
ぜひ以下よりお申し込みください。
子どもの権利条約フォーラムとは
「子どもの権利条約フォーラム」は、子どもの権利条約について多くの人に知ってもらうこと、また子どもの権利について関心がある子どもと大人、子どもと子ども、大人と大人との意見交換や出会い、交流の場を提供することを目的として、1993年に始まりました。これまで毎年11月に、全国各地で延べ31回開催されています。
2024年は、国際連盟による「子どもの権利宣言(ジュネーブ宣言)」採択から100年、子どもの権利条約採択から35年、そして条約の日本批准から30年という記念の年にあたります。
2023年4月には「こども基本法」が施行され、子どもの権利と尊厳が大切にされる社会が大きく動き出しています。
PIECESは、子どもの権利が大切にされる社会を育む市民組織の一つとして、子どもの権利条約フォーラムの実行委員メンバーに関わっています。
子どもと大人がパートナーとして、ともに子どもの権利が実現された社会をつくるために、私たち一人ひとりに何ができるのか、また地域レベル、国レベルの社会の制度や仕組みとして何が必要なのか。
その問いへの考えを一緒に深められるよう、ぜひフォーラムにご参加ください。
【概要】
子どもの権利条約フォーラム 2024 in 東京
日時 2024年11月9日(土)、10日(日)
場所 立教大学池袋キャンパス(〒171-8501 東京都豊島区西池袋3丁目34-1)
アクセス JR、東武、西武各線池袋駅メトロポリタン出口から大学正門まで徒歩7分
地下鉄東京メトロ丸ノ内線/有楽町線/副都心線 池袋駅C3出口より大学正門まで徒歩7分
西武鉄道西武池袋線椎名町駅北口よりマキム門まで徒歩約12分
共催 広げよう!子どもの権利条約キャンペーン
子どもの権利条約フォーラム2024 in 東京実行委員会
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(事務局)
呼びかけ団体 子どもの権利条約ネットワーク
後援 豊島区
協力 立教大学(会場提供)
【お申し込み方法・詳細】
お申し込み方法など詳しくは子どもの権利条約フォーラム2024の公式ウェブサイトをご確認ください。
https://www.savechildren.or.jp/tokyo-crc-forum/
※PIECESは2日目の午前中に分科会を出展予定です。9月末に詳細のお知らせとお申込みを開始しますので、今しばらくお待ちください。
いつもあたたかなサポートや応援、本当にありがとうございます。
法人設立から8年。設立当初から代表をつとめてきた小澤いぶきから、斎典道へ代表のバトンを継承する節目にあたって、クラウドファンディングに挑戦することなりました。
子どもの周りに信頼できる他者を増やすこと。この時間とエネルギーを要する取組みを広げるためには、安定した資金が必要です。
緊急性・即効性が高く、直接的な活動に比べると、資金を集めることのハードルは格段に高くなります。時間をかけて社会の土壌を豊かにするような取組みを続けることは、年々難しくなっています。
私たちの活動によって、今この瞬間にある大きな痛みや苦しさから誰かを救うことはできないかもしれません。
それでも、一人ひとりのまなざしやあり方が変わっていけば、社会にやさしいつながりが生まれ、大きな痛みそのものが生まれにくい社会になると信じています。
「市民性」を育むことの価値を一人でも多くの人に届け、市民性を軸とした協力・共創の輪を広げていく必要があります。
一人でも多くの方と、このチャレンジを共に実現していけたら嬉しいです。ご協力・応援どうぞよろしくお願いします!
▼ クラウドファンディングページ
https://for-good.net/project/1000963
皆さまのお力をお借りでしましたらとてもとても嬉しいです。
ご支援どうぞよろしくお願いいたします!
Tokyo Embassy Choir (TEC)さまは首都圏在住の外国人と日本人メンバーから成る、東京を代表する国際的な合唱団です。幅広いレパートリーで入場無料のコンサートを開催し、その都度さまざまなチャリティーへの募金を行っています。
この度、6月28日に開催された25年記念コンサートの寄付先としてご寄付を頂きました。コンサートの参加者がその場で寄付してくださる仕組みとなっており、温かなお気持ちを直接受取る大変貴重な機会となりました。
いただきましたご寄付は、子どもの周りに信頼できる他者を増やすための活動に大切に活用させていただきます。寄付先に選んでくださったTokyo Embassy Choirさま、ご寄付いただいた参加者のみなさまに深く感謝申し上げます。
ご寄付や講演・研修などを通じて、PIECESとともに市民性が醸成された社会を目指してませんか。
法人のみなさまへのご案内は以下よりご覧いただけます。
2023年度の活動をまとめたアニュアルレポート2023-2024が完成しました。
2023年度はともに活動する仲間が多く加わり、対話を重ねた1年でした。事業部門の柱の一つに啓発活動「Cultivate Citizenship」が加わったほか、CforCコンソーシアムも本格的に始動しました。
みなさまとともに進めてきたPIECESのさまざまな取り組みをぜひご覧ください。
また、今年はじめての試みとして、アニュアルレポートの内容により気軽に触れていただけるよう、耳で聞いていただける音声版アニュアルレポートを作成しました。通勤や家事の間にぜひお聞きください。
※現在ウェブの特設ページも制作中です。7月中旬公開予定ですので、今しばらくお待ちください。
PIECESメイトのみなさまへ
PIECESメイトのみなさまには、冊子のアニュアルレポートを郵送でお送りしております(事前に郵送不要のご連絡をいただいた方には、メールにて送付しております)。
もし、お手元に届かない・住所が変わったなどございましたらお問い合わせフォームからお知らせください。
日頃よりPIECESの活動を応援いただき、本当にありがとうございます。
PIECESは、児童精神科医として10年以上医療・行政の現場に携わってきた小澤いぶきが、子どもたちや社会のwell-beingのために立ち上げた団体です。2014年に設立された前身となる「DIC(Diversity&Inclusion&Children)」を経て、2016年からNPO法人PIECESとして活動を開始しました。
子どもたちの孤立が深まる前に、子どもたちの日常に想像力ある寛容であたたかな間が溢れる環境を育んでいきたい、そんな想いとともに活動を続け、2024年6月に8周年を迎えます。
これまでさまざまな人たちとともに、市民性、そして市民性の土台となる尊厳や権利を大切に活動を展開してきました。そんな8年を経て、組織全体に流れるエネルギーの変化を感じながら、この度、PIECESのファウンダーとして、8年間代表理事を務めてきた小澤いぶきから、同じく設立時からの理事である斎典道へと代表のバトンを継承することになりました。
今後、小澤はファウンダーとして引き続き関わりを持ちながらも、新たに立ち上げた一般社団法人Everybeingという団体で、次なるチャレンジをスタートしていきます。
今回、このような体制変更に至るまでには、約2年間にわたるプロセスがありました。変化の始まりは静かでしたが、理事会や外部からのサポートも受け、対話と内省、そして休息の時間を重ねるうちに、徐々に深いレベルでの変容(トランジション)のプロセスにいることを自覚するようになりました。
出口がハッキリ見えない中でのその時間は、不安や葛藤を伴いましたが、それでも小澤・斎それぞれのエネルギーの源泉がPIECESと、そしてこの社会・世界とどう結びつくかに気づけたことをきっかけに、変化の方向性を見出すことができました。
代表のバトンは継承されますが、これからもPIECESは「市民性を照らし、育む」を真ん中にみなさんとともに歩み続けていきます。
PIECESの前身となる活動を2014年にスタートしてから、ちょうど10年。この節目の年に、いぶきさんから代表のバトンを受け取ることになりました。この2年間は暗中模索のプロセスでした。それでも、ソース原理との出会い、外部ファシリテーターの温かいサポート、そしてこのプロセスを辛抱強く共に歩んでくれた理事やスタッフみんなの存在によって、ここまでたどり着くことができました。
PIECESは、これまで本当に多くの人に支えられ、影響を受けながら歩んできました。いぶきさんの存在はもちろん、設立メンバーである荒井さん・青木さん、歴代の役員やスタッフ、まきばメンバー(プロボノ・インターン)、PIECESメイト(寄付者)など数えきれない人たちによって、今のPIECESの豊かな土壌が作られてきたと感じています。この豊かな土壌を大切にしながら、その上にさらなる実りを育んでいくこと。それがここから始まるチャレンジです。
PIECESの活動によって、今この瞬間にある大きな痛みや苦しさから誰かを救うことはできないかもしれない。でも、1年後、5年後、10年後と時が経つにつれ、市民性から生まれる優しいまなざしによって、痛みや苦しさが小さなうちに癒されていく。そんな世界観をこれからも形にし続けていきたいと思います。
すべての存在(being)は、時間や空間を超えて互いに響きあい、影響しあいながら存在し、それぞれのbeingの営みが出会い紡がれながら世界そのものが立ち現れています。すべての営みにおいて、尊厳が響きあい、こだまする日々を耕し育んでいく。私の想いは変わりません。
さまざまな方の大切な存在とその力が、PIECESのエッセンスとなる「市民性」の醸成というプロセスを育んできました。そして今年、新たに代表となる斎さんをソースとしながら、育まれた土壌に新たな息吹が吹き込まれ、芽吹きが生まれ、実りが広がっていくプロセスが開かれていきます。この先に広がる風景は斎さん、そして共にするメンバーのまなざしがあるからこそ生まれていくのだと思います。
一部のもの・こと・いのちの尊厳の痛みの上に成り立つ社会ではなく、全ての存在が尊厳のままに共にある。私自身は変わらぬ大切な願いと共に、Everybeingで新たな取り組みをはじめています。
私たちの存在そのものが、自分自身や共にあるさまざまな存在に、社会や世界に影響し、私たちもまたその影響を受けながら今がある。そして今この瞬間の私たちの振る舞いはまだ見ぬ未来の風景に影響している。
PIECESの大切にしてきた市民性は、その風景の土台となる大切なエッセンスです。市民性があるからこそ育まれる社会のバッファや癒えと共にある一人の人として、これからもありたいと思います。
設立から8年、代表の継承という大きな節目を迎えるにあたって、これまでの軌跡と感謝、そしてこれからの展望をお伝えする特別イベントを開催するはこびとなりました。
PIECESの活動をともに耕してくださるみなさまと、優しい間を紡ぐ時間を過ごせたらと思っています。いつも活動を応援いただいている方も、お久しぶりな方も、はじめましての方も、ぜひお気軽にご参加ください。
※第一部のみ、オンラインチケットを追加しました(6/25更新)!
《イベント概要》
●日時:2024年7月13日(土) 14:00~17:00(13:30開場)
●会場:アステラス製薬株式会社 本社HALL 1、2
※東京都中央区日本橋本町2-5-1(東京メトロ銀座線「三越前駅」から徒歩5分)
●内容:第一部:トークセッション、第二部:交流会
●定員:100名
●参加費:無料
●申し込み締め切り:7月10日(水)
●お問い合わせ NPO法人PIECES info@pieces.tokyo
日頃よりPIECESの活動を応援いただき、本当にありがとうございます。
3月に発信した認定の失効に関するお知らせについて、失効理由の詳細確認や外部専門家への相談、団体内部での協議を行い、課題状況や今後の方針を一定整理することができましたので、第二報としてお知らせいたします。
まず先に、結論にあたる今後の方針についてですが、このタイミングでの審査請求等の異議対応については見送り、新規の認定申請を行うことで、早期(遡及的な適正化が奏功すれば約半年程度の期間)での認定再取得を目指したいと思います。
以下、要点を押さえつつ詳細な経緯等をお伝えいたします。内容がやや複雑であり、正確にお伝えしようとすると字数を要してしまうことをあらかじめご容赦ください。
<目次>
1 失効理由に関する東京都からの説明について
2 東京都指摘事項に対する当団体としての見解について
3 今後の対応方針について
1 失効理由に関する東京都からの説明について
・2024年3月26日に東京都の担当から「認定特定非営利活動法人の認定の有効期間を更新しない旨の通知書」を受理するとともに、更新しない理由について以下の説明を受ける。
・説明によれば、更新しないことの理由の趣旨は、書類上、平成 30年度から令和4年度中途までの間、「役員のうち報酬を受ける者の数が、役員総数の三分の一以下であること」という特定非営利活動推進法(NPO法)第2条第2項第1 号口の定めに違反する状態が継続していたと判断せざるを得なかっため、であるとのこと。
・そして、その根拠として、手続き面や書類面での不備の指摘があった中で、「職員給与規程の定めでは、使用人兼務の役員であっても支払われる対価は総会での議決が必要となっているが、当時、総会での報告がなされていない。そのため、当該対価が(上記の規定にいう)役員報酬に当たらないとはいえない。そのほか各種書類も検討したが同認定を覆せる事情が認められない」などといった趣旨の指摘があった。
※補足:NPO法上の上記の規定は、あくまで役員としての職務に対して報酬が支払われる場合の規定であって、役員が職員(使用人)として職務執行する際の対価については制約を受けない。
2 東京都からの指摘事項に対する、当団体としての見解について
・当団体はそもそも、設立以来一貫して、役員に対し、役員としての職務に対する報酬(上記の規定にいう役員報酬)は一度も支払っていない。
・一方で、役員のうち、事業活動や事務局の運営に係る業務を行う者については、職員としての職務に対する対価を支払っており、会計上は、一般職員への給与と区別するため「役員報酬」の科目を用いてきた(この点、当初は一般職員と同じ「給料手当」の科目を使っていたが、平成30年の認定申請の際に、東京都からの助言を受けて科目名称を変更した)。
・そのため、当団体としては、実質面だけを見れば、東京都が指摘する違反状態に当たらないと考えるが、一方で、形式面を見れば、手続き上作成すべきであったと考えられる書類が不足している点は認められる。
3 今後の対応方針について
・東京都からの失効理由の説明内容や、それを踏まえた外部専門家を交えての検討の結果、今回認定の更新が認められなかったのは、運営の実態(実質面)に不正や違反があったからではなく、あくまで手続上・書類上の不備(形式面)が理由。そうであれば、違反状態の継続という法的評価の根拠となった事実認定部分の相当性について争う余地があること。加えて、手続上・書類上の不備についても、過去に遡って治癒するという機会が、詳細な処分理由の告知の後に設定されるべきだったとの評価もあり得たところであり、不備に基づいて直ちに不認定の処分がなされたという手続き面の是非についても併せて異議等の根拠となるという法的解釈もあり得る。そのため、審査請求等によって異議を申し立てることは、選択肢の一つとして、一定程度の妥当性はあると考えられる。
・一方で、行政不服審査法に基づく審査請求手続やその後の行政訴訟には、決着までに1年半~2年程度の期間を要することが見込まれる。仮に、それら手続きを利用した結果として今回の処分が遡って取り消されたとしても、経過してしまった時間における団体運営に与える影響(新規の資金調達機会が限定されることなど)は大きい。
・以上の事情を踏まえ、このタイミングでの審査請求等の異議対応については見送り、今回東京都から不備を指摘された決議や書類の整備等、手続き面の適正化を遡及的に実施し、各種不備を全面的に解消の上、新規の認定申請を行うことで、早期(遡及的な適正化が奏功すれば約半年程度の期間)での認定再取得を目指す(その上で、当該申請が認められなかった場合に、不服審査請求等の対応を検討する)。
・併せて、本件を重要な学習機会と捉え、法律面と税務面に関連する各種規定類、書類の整備や見直し、運営体制の改善などを図ることで、ガバナンスや法令順守の視点からも信頼に足る組織づくりを進める。
認定の空白期間が生じてしまうことを考えれば、今回の認定失効について審査請求等を進める道もあるかと思います。ただ、手段選択として一定の妥当性があるとはいえ、一度下った行政上の処分を覆すのには多くの時間や費用等のコストを要することもあり、また、行政処分に関する紛争は通常の裁判以上に結果の見通しを立てにくい面も否定できず、総合的には早期での認定再取得を目指すことが最善ではないかという判断に至りました。
以上が、第二報としてのご案内です。
3月以降、PIECESメイトをはじめとするたくさんの方から心配や励ましのご連絡をいただいております。今回の件を受けて、各種書類の整備や見直し、適時適切な改善プロセスの構築など、ガバナンスや法令順守の視点から絶えず組織全体のあり方を見直すことのできる仕組みづくりに務めていきますので、今後も何卒よろしくお願い申し上げます。
なお、ご寄付の継続に関してや、本件に関するご不明な点やご要望等につきましては、お手数ですが下記までお問い合わせくださるようお願いいたします。
第一報(2024年3月25日):【重要】認定NPOの「認定」更新手続きに関するお知らせ及びお詫び