設立6周年を迎えます|Thanks for piece

PIECESは、2022年6月に6周年を迎えます。

これまで一緒に歩んでくださったみなさま、本当にありがとうございます。これからも子どもが孤立しない社会を目指して、活動を続けていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

6周年に寄せて

時代を超えて、子どもと共に優しい間をつむぎ続ける社会」、私たちがこれまで大切にしてきた社会像です。

私はこれまで児童精神科医として、さまざまな環境に生きる子どもたちに出会ってきました。
明日どころか、1分先のこともわからない。そんな環境下で生きている子どもたちが、私たちのすぐ隣にいるという現実を「仕方ない」では終わらせたくない。

そんな想いから、孤立が深刻化する前に、子どもたちの生きる地域に信頼できる市民を増やすための活動を行なってきました。

これまでの5年間で150名以上の修了生が、子どもに寄り添う「市民」として、各地域で活動を広げています。修了生同士の地域を超えたつながり、また地域内でのさまざまなつながりを通して、「子どもが孤立しない地域」の形が見え始めています。これらは、活動を継続してきたからこそ、見えてきた変化です。

インフラのように、優しい間がどの子の周りにも広がっている、そんな未来を紡げるのは、子どもの日常に必ず存在している私たち「市民」の力でもあります。
だから、私たちはこれからも「市民」の可能性を信じ、この活動を続けていきます

ぜひ私たちの活動を共に耕し、広げてください。

 
 

PIECES代表理事


2022年6月に6周年を迎えるPIECES。
これからも「市民」の可能性を信じ、子どもたちの周りに信頼できる市民を増やしていきたい。

この夏、150万円の寄付を集めています。

皆さまのご寄付が地域で子どもに関わる市民の学びを広げ、子どもたちの力になります。
ぜひ寄付で活動を応援してください。

広げよう!子どもの権利条約キャンペーンの声明文について

PIECESは「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」の実行委員団体として参加しています。

広げよう!子どもの権利条約キャンペーンとは

このキャンペーンは、日本社会において、「子どもの権利」の概念が浸透し、国、自治体、家庭などのあらゆるレベルにおいて、子どもの最善の利益が確保されることができるような社会状況をつくることを目的として、ネットワーク構築、政策提言、啓発等の活動に取り組んでいます。
※広げよう!子どもの権利条約キャンペーンの詳細はこちら

声明文の発表について

2022年6月15日、「こども基本法」と「こども家庭庁設置法」が国会で可決成立されたたことを受けて、「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」は、声明文「『こども基本法』と『こども家庭庁設置法』の成立を歓迎し、子どもの権利を基盤とする施策がいっそう進むことを希望します」を公開しました。

また、6月15日に緊急記者会見を行いました。記者会見の内容について、以下のYouTubeで配信していますので、ぜひご視聴ください。

「こどもdemo」で開催されるトークイベントに代表の小澤が登壇します(6/4)。

イラスト:ひらのりょう

PIECES代表の小澤が、児童精神科医として企画に携わっている「こどもdemo」。
こどもdemo」は、子どもの権利ってなんだろう。権利を知ることによって社会はどう変わるんだろう。そんな疑問を当事者である子どもと共に考え、模索し、実践していく活動です。

※「こどもdemo」についてはこちら

こどもdemoで開催するトークイベントに、小澤がコーディネーターとして登壇します。ぜひご参加ください!

<イベント概要>
風間暁・川瀬信一・西崎 萌〜こどもの声を聞く、こどもの権利ってどういうこと?

日程:2018年6月4日(土)
時間:14:30-16:30
会場:渋谷キャスト SPACE & GARDEN

スピーカー:

風間暁
保護司/サードプレイスカフェ「ごちゃまぜCafeメム」オーナー/「特定非営活動法人ASK」社会対策部 薬物担当
川瀬信一
一般社団法人子どもの声からはじめよう代表理事/内閣官房子ども家庭庁設置法案等準備室政策参与
西崎 萌
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン アドボカシー部)

モデレーター:富樫多紀
カルチュアル・プロデューサー

コーディネーター:小澤いぶき
認定NPO法人PIECES(ピーシーズ)代表理事/ Founder /東京大学医学系研究科 客員研究員/ 児童精神科医

参加費:無料
定員:20名程度
入場整理券予約:https://kozure100shibuya2022.peatix.com/
※Peatix「6/4(土)子連れ100人ヒロバ 親子参加チケット」をご選択ください(親子じゃなくても可です)。

イラクでワークショップおよび研修を実施します。

<お知らせ> ※2022/5/30追記
様々な事情を顧みて、小澤のイラク出張が2022年の10月に延期となりました。 それまでの期間、オンラインにて現地スタッフへの研修や10月のワークショップに向けた準備等を行ってまいります。
その様子についてもウェブサイトなどを通じてご報告いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
PIECESメイト向けの報告会については、改めてご案内いたします。楽しみにしてくださった皆さまには大変恐縮ですが、何卒ご理解いただけますと幸いです。

PIECESは、特定非営利活動法人 JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)※のイラクでの事業に、トラウマインフォームドケアや、子どもや子どもに関わる人たちの持つレジリエンスをエンパワメントするという観点から関わっています。

2022年6月にPIECESの代表理事小澤がイラクに赴き、JIM-NETのこれまでの知恵や経験、専門性にPIECESの知恵と専門性を重ね合わせて、小児がんの子どもに関わる大人たちが自分たちをエンパワメントし、子どもへの健やかな関わりにつなげていくピアグループのサポート、そして子どもや自分たちのケアの実践に向けたワークショップと研修を行うことになりました。

JIM-NETがイラクにおいて、民族や文化といった様々な異なる背景を持つ方々との協働を丁寧に育んできた土台の上に、PIECESが日本で行ってきたトラウマインフォームドケ、心のケア、市民の力のエンパワメント、子どもへの関わりの知恵を重ね、すでに現地にある知恵や経験、レジリエンスを大切にしながら連携していきたいと考えています。

これまで日本における市民性の経験と知恵を共に耕してきたPIECESメイト(毎月の継続寄付者)の皆さまに向けて、帰国後、報告会を予定しています(寄付者限定オンラインスペースにて実施予定)。
メイトの皆さまには改めてご案内しますので、ぜひご参加いただけますと嬉しく思います。

※JIM-NET…イラク小児がん医療支援、シリア難民支援、福島基金(福島の子どもたちを放射能から守る活動への助成)を行うNGO


PIECESメイト(毎月の継続寄付者)になる

毎月1,000円からのご寄付を通じてPIECESの活動を応援する制度です。
PIECESに関わる人はみんな、A piece for peaceだと考え、毎月の継続寄付で支えてくださる方々のことを、仲間という意味をもつmate、PIECESメイト(ピーシーズメイト)と呼んでいます。

寄付者限定オンラインスペース

PIECESメイトが集い・つながる「Piece for Peace(PforP)」は、社会も自分もwell-beingになることを目指し、PIECESメイトのみなさんとともにつくるオンラインスペースです。

【6/12まで】Citizenship for Children2022参加者募集中!

CforC2022の参加者募集が開始しました。

講座では、児童精神科医、プレーワーカー、ソーシャルワーカー、まちづくりの専門家など、子どもに関わる専門職の講師から関わりの事例を学ぶことができ、リアルタイムに講師に質問をする機会もあります。その後、講座で学んだエッセンスを、ゼミや仲間との対話を通して、自分に落とし込んでいきます。

参加者は全国からオンラインで参加することができ、自分とは違う立場の仲間と共に考えを深めていきます。

プログラムの背景
プログラムの実施背景や市民性という言葉について説明しています。

コース概要
各コースの詳細やおすすめの方、各コースの関係性、応募などを紹介しています。

実施風景と参加者の声
プログラムの雰囲気や修了生の声を紹介しています。

募集概要

参加対象者
どなたでも参加可能です。
但し、応募者多数の場合、書類での選考があります。効果的なプログラム運営のため、所属先、参加動機、これまでの経験などを加味して、コミュニティの多様性の観点から総合的に判断をさせていただきます。

参加方法
全ての講座がオンラインで開催されます。本講座の運営にはコミュニケーション用に「Slack」、ワーク用に「Zoom」、データ共有用に「Google ドライブ」を使用します。詳細については選考を通過された受講生の方に事務局より連絡いたします。慣れない方には、事前に使い方のサポートも致しますので、安心してご参加ください。

受講期間
みつめるコース:2022年7月~2022年9月
うけとるコース:2022年10月~2023年1月
はたらきかけるコース:2022年10月~2023年1月
各コースの日程一覧はこちら

募集期間 
2022年5月10日(火)〜 2022年6月12日(日)

お問い合わせ先
cforc*pieces.tokyo(*を@に変更してメールを送ってください)


受講料
各コースの受講料は下記の通りです。(すべて税込表記)


お申込みの流れ

① 応募フォームからお申し込み

6月12日(日)23:59までに応募フォームよりご応募ください。

② 参加可否のお知らせ

6月20日(月)以降に、参加可否のお知らせをお送り致します。参加が決定された方にお支払いの案内を致します。

③ コース開始!

受講料のお支払いが確認でき次第、「みつめるコース」についての詳細をご案内致します。

――みつめるコース」終了後――

④ 次コースのお知らせ

「みつめるコース」終了後、改めて「うけとるコース」、「はたらきかけるコース」のご案内を致します。
*6/12までの応募時点でセットで申し込んでいる方は④以降の手続き不要です。

⑤ 次コースの参加確認

「うけとるコース」、「はたらきかけるコース」への参加をご希望の方は、進みたいコースをお伝えください。

⑥ コース開始!

受講料のお支払いが確認でき次第、「うけとるコース」、「はたらきかけるコース」についての詳細をご案内致します。

子どもたちの日常を支える地域の担い手を増やしたい|市民向けオンラインプログラム参加者募集スタート!

2022.05.10
プレスリリース

子どもの心の孤立の解消に取り組む認定NPO法人PIECESは、市民向けオンラインプログラム「Citizenship for Children」(CforC)2022年度は75人の参加者を募集します。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000020278.html

コロナ禍で深刻化している子どもの孤立に対する、仕組みと文化づくりのアプローチ

地域社会を取り巻く現状として、子どもの虐待や貧困、いじめなどの問題が顕在化しています。そこには孤立した環境の中、痛みや心の傷を一人で抱えて頑張っている子どもたちの姿があります。ここでいう「孤立」とは、安全に頼れる誰かがいない環境で、他者や社会への信頼を失っていく状態です。
こうした子どもの孤立を防ぐために、PIECESでは2016年から、本プログラムの前身である「コミュニティユースワーカー育成プログラム」をスタートさせ、2019年より「Citizenship for Children」に名称を変更。2020年にはオンラインでプログラムをスタートし、全国から160名以上が参加、5つの地域と連携しています。子どもの育ちにとって大切な、信頼できる他者の存在を地域に増やしていくための取り組みを、各地に展開してきました。

子どもが孤立しない地域をつくる「Citizenship For Children」プログラム

本プログラムで行うのは、いわゆる支援職や専門職の養成ではありません。一人の人であり市民である自分を客観視すること。子どものためだけでも自分のためだけでもない、その両者を大切にするとはどういうことかを問う視点をもった上で、具体的なアクションを起こすこと。そして、答えを求めるのではなく、学び続け、問い続ける姿勢を持つこと。そのような市民、また市民によるアクションが子どもの生活する日常の中に生まれ続けていくことを目指しています。

コロナ禍だからこそ学びを止めず、オンラインで様々な分野の講師や全国の仲間と探求する

講座では、児童精神科医、プレーワーカー、ソーシャルワーカー、まちづくりの専門家など、子どもに関わる専門職の講師から関わりの事例を学ぶことができ、リアルタイムに講師に質問をする機会もあります。その後、講座で学んだエッセンスを、ゼミや仲間との対話を通して、自分に落とし込んでいきます。
参加者は全国からオンラインで参加することができ、自分とは違う立場の仲間と共に考えを深めていきます。

今年リニューアルしたCforCページでは、CforC修了生の声や講座レポなどをわかりやすく紹介!

【コース概要】
学びのプロセスに応じた3段階のコースをご用意。「みつめるコース」は子どもと接する時の基礎知識で構成された講座と双方向のゼミで市民性を探求します。その後、さらに学びを深めたい人向けに2つのコースをご用意。「うけとるコース」では、子どもとの関わりや出来事を多面的に捉えるスキルを身につけます。「はたらきかけるコース」では、さらに講座とゼミを重ね、自分らしいアクションを探求し、実践を目指します。

【期間】
みつめるコース:7月〜9月 (6〜10時間/月)
うけとるコース:10月〜1月 (4〜5時間/月)
はたらきかけるコース:10月〜1月 (うけとるコースに加えて6〜8時間/月)

【募集人数】
75名程度

【修了生の声】
●地域活動/任意団体 45~54歳
専門性がなくても、自分がやってる居場所や活動を肯定できるようになった。このままでいいのかと苦しいところがあったけど、観察するところに意味があると思えた。一回自分のことを肯定して、また新しい課題が見えた。すごく楽になった感じがあった。

●学校関係・45~54歳
学校で相談員として働いているが、教員でも専門職でもない役割のため、本当は関わりたいけど「相談室にくる子だけでいいや」というように関わる範囲を区切るようになっていた。
でも、プログラムを通して、自分の気持ちを大事にした方がいいと思うようになった。

●大学生・16~24歳
これまで他者との違いに対して「違うのは寂しいこと」として捉えていて、共感できる人に対して自分が前のめりになってしまう感覚がありましたが、違いに目を向けることができるようになったことで、他者との関係性にいい意味で執着しなくなったり、自分の中だけで持っている願いや核みたいなものを信じることもできるようになった気がします。

コースの詳しい内容やお申し込み、これまでの修了生の活動についてはwebページ(https://www.citizenship-for-children.org/program )を御覧ください。
 


【代表理事メッセージ】
私は児童精神科医として、さまざまな子どもたちに出会ってきました。明日どころか、1分先のこともわからない。そんな環境下で生きている子どもたちが、私たちのすぐ隣にいるという現実を「仕方ない」では終わらせたくない。そんな想いから、孤立が深刻化する前に、子どもたちの生きる地域に信頼できる市民を増やすための活動を行なっています。

代表理事 小澤いぶき

理事退任のご挨拶

こんにちは。PIECESの青木です。


道端の樹木に色が付き始め、日差しが暖かくなってきましたね。まだコロナの脅威は衰えておりませんが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

いつも大変お世話になり、誠にありがとうございます。お知らせしたいことがございまして、ご挨拶させていただきます。



私事で恐縮ですが、4月15日を持ちまして、PIECESの理事を退任し、スタッフとしての勤めもいったん退職することになりました。

PIECESがまだかたちになる前の2015年末頃から関わり始め、ここまで6年間歩んできたPIECESから離れることはとても寂しいですが、みなさまとともにつくってこれた歩みは、私にとってとても誇りであり財産です。

未熟な私をご指導、ご鞭撻いただいたみなさまには本当に感謝してもしきれません。ありがとうございました。

おかげさまで、ここまで歩を止めずに来れたのだと思います。


今回このような決断にいたった背景としては、市場や国家政策などの動きと市民社会の関係性についてもっと真剣に取り組んでみたいと思ったことがあります。

PIECESという市民社会における活動に従事しながら感じていたのは、資金調達や活動をつくっていく際、どうしてもそこの影響を免れ得ないということでした。


市民社会の営みとは、①政府セクター、②市場セクター、③親密圏セクター(家族やプライベート)という3セクター以外の残余の社会活動領域に属するものです。つまり、非政府性(non-govermental)、非営利性(not-fot-profit)、人間関係の公式性(formal)という基準を満たす社会活動のことです(参考:『市民社会論ーー理論と実証の最前線』法律文化社)。


現状の市民社会は、新自由主義のイデオロギーが、NPOの経営にも入り込み(経営手法、ファンドレイズ手法等。そもそも、NPOで活動を推進していくことを経営という表現をすること自体も含まれますね)、公共的な活動も準市場化され、そして市民活動自体にも強い影響を与えています(例:地域主体の市民活動は減退し、個人主義的な活動が増加している等)。さらに、政府の指針にも助成金や補助金も左右されるため、政府の影響ももちろん免れません。


こうした現状を肌身で感じ、市民性というものを掲げて活動する身として、「これからの市民社会は、国家や市場とどういう関係を築いていけばよいのか?」という問いに対して、もっとダイレクトに取り組んで行きたいと思っていました。



そこで、新しい業界に転職して、これまでとは違う角度からこの問いについて考えていくことにしました。

私個人の思いとしては、一人ひとりの権利と尊厳が尊重され、優しい間があふれる未来(PIECESのビジョン)をつくっていくことに変わりはありません。

ですので、新しい分野での仕事に挑戦しつつ、PIECESにもプロボノ、相談役として関わり続け、みなさんと一緒に市民性醸成の歩みを進めて行きたいと思っています。

また、新しいメンバーも加わり、PIECESは自律的に運動していき続けるための体制づくりが進んでいます。





市民性はわたしたちの生活の土壌です。

政治が変わったり、法律が変わったり、生活をささえるインフラ企業が変わったり、たとえ国家という仕組みが変わったとしても、市民性は常に土壌としてわたしたちが生きる社会のベースになっていくのではないでしょうか。


そして、わたしたちのあり方こそが市民性を耕していくものです。

だからこそ、今後もみなさまと一緒に歩んでいけたらと思いますし、今後もこの歩みを止めないよう、みなさんも一緒にもっと動いていけると嬉しいです。


どうか引き続き、何卒どうぞよろしくお願いいたします。



青木翔子

「Citizenship for Children」のホームページをリニューアルオープンしました!

子どもが孤立しない地域をつくる「Citizenship For Children」プログラムのホームページを本日リニューアルオープンしました。活動をよりわかりやすくお伝えできるよう、ページ構成やデザインを一新しました。

プログラム詳細のほか、これまでの活動や想い、修了生インタビューなども紹介しています。

ぜひご覧ください。また、2022年度の参加者は5月中旬から募集予定です。

採用2022| 募集中!

子どもが孤立しない優しい間のあふれる社会をつくるために、市民性醸成プログラムのファシリテーターと、組織の屋台骨を支える事務局マネジャーを募集します。その他、プロボノ・インターンも募集中!!

認定NPO法人PIECESは、2022年6月に法人設立から6年目を迎えます。設立以来取り組んできたCitizenship for Childrenプログラム(CforC)が普及・発展フェーズに本格的に突入していく今年、事業活動を一層推進していくためのメンバーを新たに募集することになりました。

組織としてはまだまだ整っていないこともたくさんありますが、だからこそ一緒に事業を形作っていく手応えや、組織の一員としての責任感を感じられる環境でもあります。急速な変化や成長よりも、対話と内省を軸にした豊かな変容を追求するPIECESで、是非一緒に働いてみませんか?

募集にあたっての詳しい背景はこちらのnoteををご覧ください。


今回の職員募集では、有給スタッフ2職種(CforCのプログラム運営を担うファシリテーター と 組織全般の管理運営を担う事務局マネジャー)に加え、プロボノ・インターンスタッフも同時募集します。

◯採用フロー

1. エントリー ※締め切りは募集職種によって異なりますのでご注意ください。

2. 採用説明動画の視聴  ※エントリーいただいた方にこちらからお送りします

3. 書類選考 ※書類を早く提出いただいた方は、早めに面談に入ります

4. 面談(2回程度) ※プロボノ・インターン採用での面談は1回程度です

5. お試し参加(可能な範囲で、活動に参加(1~2回))

6. 最終面談

●採用募集概要はこちら●
https://www.pieces.tokyo/saiyo2022

●採用の背景・想いはこちら●
https://note.com/pieces_magazine/n/n46843561591d

#ひろがれPIECES #CforC #採用2022 #募集

ウクライナ・ロシア紛争に対して、「世界にあなたの声を」を他団体と共に立ち上げました。

理不尽な暴力の連鎖をとめるために、国家を超えた市民の声を。

私たちは、同じ時代、同じ世界をともに生きる市民として、平和をとり戻すために努力を続けるウクライナとロシア及び全世界の市民に連帯の意を示します。

▼「世界にあなたの声を」キャンペーンサイト
https://voiceforpeace.world/


人々の安全な暮らしの土台となりうる国家の持つ権力が、時に理不尽な暴力の連鎖を引き起こすことがあります。そしてその暴力により、日常が壊されていくのは、そこに暮らす子ども、そして市民です。

わたしたちは、この社会を共にしている子どもたち、そして市民の、安全な日常がなくなっていくことに、その人たちの尊厳が大切にされない状況に、深い悲しみを感じます。

繰り返されていく暴力は、決して誰かだけの責任ではないからこそ、何がこの連鎖を止めうるのか悩み、PIECESに関わる人たちと、そしてこれまで共に歩んできた人たちと葛藤を共有しながら、できることを考えました。

国家という巨大な権力の前に、自分たちの力は時に微々たるものに感じます。
けれど、離れていても、一人の人としてつながり、言葉を交わせる今の時代だからこそ、地域や国を超え、共に社会に働きかける市民の力は、様々な地域で起こる暴力の連鎖を平和の流れに変えていく糧になるはずだ、とも思う自分たちもいます。

私たちは、子どもたちの暮らす日常に「市民性に根ざしたwellbeing」が広がる社会を目指して活動しています。葛藤し迷いながら、一歩一歩社会に働きかけていく一人ひとりの市民性が、地域の風景を育み、変化の芽吹きを生み出している。

市民の手元から紡がれる可能性に触れる中で、この時代を、この世界を共にする市民が、ともに学び合い、知恵を分かち合い、社会に働きかけていくプロセスの先に、もしかしたら止められる暴力や、進みうる違う道があるのではないか、という思いが確かなものになっています。

活動を通じて市民の手元から紡がれるたくさんの可能性に出会ってきたからこそ、今、一人の市民である「あなた」の声と共に進んでいきたい、そう思いキャンペーンを立ち上げました。

理不尽な暴力が連鎖する社会が、人々の尊厳が尊重される社会に変化する道を、一歩一歩進めていきたい。
そして今、この瞬間にも脅威や大きな痛みの中を生き延びているあなたと、平和を望むあなたと、共にありたい。 

同じ時代、同じ世界を共に生きる一人の市民として、ウクライナやロシア、そして全世界で平和を望む人々、今この瞬間も暴力に晒されている全ての人々と共に歩んでいく意を示すために、私たちは声を発します。

・起こっていることに目を向けてみる
・考えてみる
・寄付をしてみる
・疲れた時は情報から少し離れて自分を大切にする
・誰かと葛藤を共有してみる

正解がないからこそ、共に考え、知恵を分け合い、葛藤し、時に立ち止まりながら、心の声を大切に進んでいきたい。そう願っています。

あなたの声が人と人を繋ぎ、声が力となり、そしてその力が一人一人の尊厳が大切にされる社会を紡いでいく。このキャンペーンを通して、そんな時代の流れへの一歩を一緒につくっていきませんか?

ぜひ、自分がやってみた市民としてのアクションや声を、ハッシュタグ(#voiceforpeace)に載せて届けてください。

認定NPO法人PIECES 代表理事 小澤いぶき