ウクライナ・ロシア紛争に対して、「世界にあなたの声を」を他団体と共に立ち上げました。

理不尽な暴力の連鎖をとめるために、国家を超えた市民の声を。

私たちは、同じ時代、同じ世界をともに生きる市民として、平和をとり戻すために努力を続けるウクライナとロシア及び全世界の市民に連帯の意を示します。

▼「世界にあなたの声を」キャンペーンサイト
https://voiceforpeace.world/


人々の安全な暮らしの土台となりうる国家の持つ権力が、時に理不尽な暴力の連鎖を引き起こすことがあります。そしてその暴力により、日常が壊されていくのは、そこに暮らす子ども、そして市民です。

わたしたちは、この社会を共にしている子どもたち、そして市民の、安全な日常がなくなっていくことに、その人たちの尊厳が大切にされない状況に、深い悲しみを感じます。

繰り返されていく暴力は、決して誰かだけの責任ではないからこそ、何がこの連鎖を止めうるのか悩み、PIECESに関わる人たちと、そしてこれまで共に歩んできた人たちと葛藤を共有しながら、できることを考えました。

国家という巨大な権力の前に、自分たちの力は時に微々たるものに感じます。
けれど、離れていても、一人の人としてつながり、言葉を交わせる今の時代だからこそ、地域や国を超え、共に社会に働きかける市民の力は、様々な地域で起こる暴力の連鎖を平和の流れに変えていく糧になるはずだ、とも思う自分たちもいます。

私たちは、子どもたちの暮らす日常に「市民性に根ざしたwellbeing」が広がる社会を目指して活動しています。葛藤し迷いながら、一歩一歩社会に働きかけていく一人ひとりの市民性が、地域の風景を育み、変化の芽吹きを生み出している。

市民の手元から紡がれる可能性に触れる中で、この時代を、この世界を共にする市民が、ともに学び合い、知恵を分かち合い、社会に働きかけていくプロセスの先に、もしかしたら止められる暴力や、進みうる違う道があるのではないか、という思いが確かなものになっています。

活動を通じて市民の手元から紡がれるたくさんの可能性に出会ってきたからこそ、今、一人の市民である「あなた」の声と共に進んでいきたい、そう思いキャンペーンを立ち上げました。

理不尽な暴力が連鎖する社会が、人々の尊厳が尊重される社会に変化する道を、一歩一歩進めていきたい。
そして今、この瞬間にも脅威や大きな痛みの中を生き延びているあなたと、平和を望むあなたと、共にありたい。 

同じ時代、同じ世界を共に生きる一人の市民として、ウクライナやロシア、そして全世界で平和を望む人々、今この瞬間も暴力に晒されている全ての人々と共に歩んでいく意を示すために、私たちは声を発します。

・起こっていることに目を向けてみる
・考えてみる
・寄付をしてみる
・疲れた時は情報から少し離れて自分を大切にする
・誰かと葛藤を共有してみる

正解がないからこそ、共に考え、知恵を分け合い、葛藤し、時に立ち止まりながら、心の声を大切に進んでいきたい。そう願っています。

あなたの声が人と人を繋ぎ、声が力となり、そしてその力が一人一人の尊厳が大切にされる社会を紡いでいく。このキャンペーンを通して、そんな時代の流れへの一歩を一緒につくっていきませんか?

ぜひ、自分がやってみた市民としてのアクションや声を、ハッシュタグ(#voiceforpeace)に載せて届けてください。

認定NPO法人PIECES 代表理事 小澤いぶき