アイディアを実践するための対話会【実践会議】を開催しました|CforCレポート

子どもと自分にとっての心地よいあり方をともに学び、実践するオンラインプログラム Citizenship for Children 2025

「支援者」としてではなく、ひとりの人として子どもに関わりたい。その想いがあるからこそ、生まれる迷いや葛藤があります。
Citizenship for Children(CforC)は、 そんな問いを持つ人たちが集い、 子どもと自分にとっての“心地よいあり方”を、ともに探究し、実践していくオンラインプログラムです。

2025年11月にスタートした後期プログラムは、 PIECESメイトの皆さまをはじめ、多くの方に支えられながら、2026年2月末まで開催しました。
地域で実践的なアクションを行う「アクションサポート」では、 参加者それぞれが地域で「優しい間」をひらく第一歩を踏み出せるよう、 研修や対話を通して伴走しています。

自分の願いと、届けたい相手の願い。その重なりに丁寧にまなざしを向けながら、場をひらくためのステップを一つずつ歩んでいます。

実践会議概要

2026年2月7日、アクションサポート参加者による”実践会議”を開催しました。
当日は5名の実践者が、それぞれのアクションプランを発表。ゲストとの対話を通して、アクションをより具体的に、現実的にブラッシュアップしていく時間となりました。

対象は、未就学児/小学生/中学生/高校生/大学生/各年代の学校に行っていない子ども若者/お母さんなど、アクションごとに実に多様です。
絵、工作、食、ゲーム、リラクゼーションなど、それぞれの“好き”や“得意”を入り口にしたアクションについて、発表しました。

【実践者とアクションプラン】

■小柳皐月さん:わたしのたからもの@愛知
■坪沼真理さん:知るより感じる、センスオブワンダー 春の森にDIVE IN!@神奈川
■升田理子さん:自分の生きる地域を豊かにする「Haco-箱-」@奈良
■ひでみさん:リリース&チャージ~リセットボタン、ここにあるよ!~@東京
■大沼文香さん:ひとりでもひとりじゃなくても居心地のいい気軽なユースの居場所@山形

【ゲスト】

■藤本遼さん:株式会社ここにある代表取締役/場を編む人
■よしおかゆうみさん:東京ガレージ・よるのがっこう代表

自分が「心地良いこと」からはじまる

ある実践者の発表では、 場づくりと“自分らしさ”のバランスがテーマになり、ゲストの一人である藤本遼さんは、こんな問いを投げかけました。

「その個性は大きな魅力。でも、前に出しすぎると消耗してしまうこともある。
続けていくためには、“まず自分が心地いい場”であることが大切だと思います。」

実践者は、周囲を敏感に感じ取るからこそ疲れてしまうこともあると語ります。それを受けて藤本さんは続けました。

「翌朝ちゃんと元気でいられること。 そのラインを守ることが、場づくりの土台になる。」

また、よしおかゆうみさんからは、子育て中という背景に触れながらこんな視点が共有されました。

「場づくりが負担になるのではなく、 子育てに余白や支えをもたらす形だと、より心地よく続けられるのでは。」

対話を通して浮かび上がってきたのは、“無理をしないこと”が、結果的に場の継続につながるということ。実践者自身も、「まずは自分が喜んでいることが一番大事」と語っていました。

実践会議を通して

この他にも、

「イベントは目的ではなく手段」といったアクションの前提や、お金を循環させるための視点、届けたい人にどう届けていくかといった具体的なヒントが数多く語られました。

今回の実践会議はゲストの方だけでなく、CforC修了生やまきば(プロボノ)メンバーも参加し、実践者へのエールや情報共有のコメントが数多く寄せられました。
実践者の方からは、「法人化という手段があるというご助言は、目から鱗でした。自分では思いもしなかった可能性に目が向きました」といった声も届いています。

PIECESメイトの皆さんをはじめ、PIECESに心を寄せ、関わってくださる皆さんのおかげで、今年もまた優しい間が広がろうとしています。今後とも、どうぞ応援をよろしくお願いいたします。

(執筆:鈴木唯加)