CforCとは
Citizenship for Children(以下 CforC)はひとりの人としての、わたしなりの関わりを探求する市民向けのプログラムです。一人ひとりが自分らしい市民性を醸成し、行動できるようになることで、子どもと自分、地域のウェルビーイングをつくることを目指しています。オンラインを活用した本プログラムでは、全国各地から集まる参加者が繋がり、互いに学びあい、自身のあり方を探求します。
CforC 2025
2025年度は、以下の3つの要素を掛け合わせることで、深い学びに繋げました。
◆「講座」:多様な視点との出会い
ソーシャルワーカーやまちづくりの専門家など、7名の多彩な講師をお招きし、子どもとの関わりのエッセンスを学びました。単なる知識のインプットではなく、講師との対話を通じて、それぞれの現場で生きる「市民性」の解像度を高めていきました。
◆「リフレクション」:立ち止まって振り返る時間
日々の実践の中で、私たちはつい「結果」を求めがちです。しかしこのプログラムでは、参加者同士の対話を通じて、あえて「立ち止まる」ことを大切にしました。自分自身の反応や感情を内省することで、見えていなかった「自分の願い」に気づくきっかけが生まれています。
◆「アクションサポート」:私なりの実践へ
学んだことをどう現場で活かすか。研修や個別伴走を通じて、参加者一人ひとりの想いを深掘りし、明日からのアクションへと昇華させるサポートを行いました。
どんな人が参加したの?
参加者のバックグラウンドは多岐にわたります。今年度は、自営業(5名)や会社員(4名)の他、病院・福祉職員(4名)、NPO職員(3名)、行政職員(3名)といった対人支援の専門職、さらには学生や地域活動に携わる方まで、多様な視点が混ざり合う場となりました。
参加してみてどうでしたか?
●プロセスレコードを書くことで、改めて自分の願いを感じることができた。リフレクションで話し手をしたときに、自分に見えていなかった視点を得ることができて、相手に対する理解が深まった。リフレクションで聞き手をしたときに、話し手さんの背景や願いに思いを馳せながら聞いてみたことで、相手の背景をとらえようとする意識が以前よりも高くなった。(自営業・フリーランス、35-44歳)
●自分を深堀するところから、自分も楽しめるような子どもとの関わりを考えることができるようになった(会社員、25-34歳)
●今まで、自分の願いについてはあまり考えたことは無く、あれもこれもと多くの考えがめぐりめぐって、多くの人の心について思い続けていました。リフレクションをとおして「自分の願いを大事にする」ことは他者の願いも大事にすることになるということに、体験的に気づくことができました。(社団法人・財団法人、25-34歳)
●頭でっかちで生きてきた自分にこころ(感情)とからだからの応答が感じられるようになってきている。(自営業・フリーランス、55-64歳)
●自分の感情を押し殺してまで子どもの思いを第一に優先することは、結果として自らを疲弊させ、長くは続かないということを学んだ。まずは自分自身の願いや思いを大切にし、自分を知ることが第一歩であると実感した。 「大人の良かれ」は時に子どもを傷つける可能性があることを常に意識し、子どもの真の声を心で感じ取れるようになりたい。(その他、55-64歳)
参加者の変化
プログラム受講前後のアンケートでは、参加者の意識に変化が見られました。「子どもをどうにかする」という外側への働きかけだけでなく、「自分はどうありたいか」という内側へ矢印を向ける姿勢が、半年間で深く根付いたことが伺えます。