力の行方

あなたの力は なんのために使われるのでしょう
あなたの力は 何を守ろうとするのでしょう
あなたの力は どこに向かうのでしょう

あなたの力が誰かを傷つける時
もしかしたらあなたも傷ついているのかもしれない
あなたの力が誰かを癒すとき
もしかしたらあなたも癒されているのかもしれない

あなたの力があなたを守るのと同じくらい
誰かを癒すものとなるように
あなたの力があなたにとっての宝物となるのと同じくらい
誰かにとっての心の泉となるように

あなたの力が痛みに溢れた最後の砦となる前に
この地球に溢れる力が優しさとなり
その痛みが癒されますように

あなたの力が優しき水となり、あたたかい光となる時
闇に蠢く豊かな生命の芽が踊り出すのでしょう

この世界に眠る78億の力の行方が
これから芽吹く生命の行方の糸を紡ぎ出し
今生きる生命の行方を惑わせる

大いなる痛みではなく
複雑な癒しを求めて
その行方に手を伸ばしながら
力の源のあなたの存在を確かめる

ああ、そこにいたんだね
力の影に見えなくなった あなたは

ああ、そこにいたんだね
力を宝物にもする あなたの本当の力は



 

2023年度、PIECES全体として共通するテーマは「チャレンジ」です。月並みな表現ではありますが、様々な巡り合わせの中で、事業面・組織面どちらにおいても新たなチャレンジがスタートしていきます。

事業面では、これまで開発を重ねてきたCitizenship for Children(CforC)のプログラムデザインを、これから2年間かけて大きくモデルチェンジさせていく予定です。根底にある思想やコンセプトは変わりませんが、これまで「研修プログラム」の色合いが強かったところから、運営者・参加者といった垣根を極力なくした「市民による市民のための実践共同体」へと変容させていく構想を描いています。併せて、「CforCコンソーシアム化」のプロジェクトも本格化させ、他団体や他セクターを巻き込んだ形でのコレクティブ・インパクトの実現に向けた試行錯誤にも取り組んでいきます。

また、これまで年間通して十分なリソースを割いてこれなかった啓発活動「Cultivate Citizenship」についても、CforCと並ぶ事業の二本柱として据えていくことになっています。CforCの取組だけでは、どうしても広く市民性の醸成に寄与することが難しいこともあり、「子どもの権利」や「人の持つ想像力」などを入口に、WEBでのキャンペーンやイベントなどを通じて「市民性」を身近に感じ、考えられる機会を作っていきたいと考えています。

一方、組織面では、まだ十分な言語化はできていませんが、PIECESという「組織のミッションを実現するための個の集合」というパラダイムから、共有する価値世界があった上で「一人ひとりの願いやミッションに根差した活動が展開されるフィールド」としてのPIECESへと変化を始める1年になりそうです。

2023年には、5年に1度の、そしてPIECESとしては初めての認定NPO法人格の更新も控えています。上記のようなチャレンジのプロセスも含めて、今後もよりオープンな事業運営、組織運営に励んでいきたいと思います。ですので、気づいたことやご提案などあれば、是非気軽にご連絡やお問い合わせください。これからもみなさんと対話を重ねながら、ともにPIECESの活動を発展させていければ幸いです。

 
 



 
 

泉森 奈央

CforC運営

わたしの幸せと、あなたの幸せは等しく尊い。そんな風に誰もが感じられたら素敵です。PIECESが提案する「優しい間」が広がる未来の先にある、私が見たい景色です!

 

 

さかぐち きえ

CforC運営

「市民」という言葉はこれまでも近くにありましたが、改めて「市民性とは」と問い直しています。「自分らしい子どもたち、地域や社会との関わり方」を私自身も探求しながら「優しい間」を広げていきたいと思います。

 

 

西角綾夏

CforC運営

面倒くさくて分かりにくいことを問い、対話を続けるPIECESに参加できることが、楽しみです。まずは私自身が学び続け、自分の手元から「優しい間」を広げていければと思っています。

 

 

村山 裕紀

CforCコンソーシアム推進

「できることをちょっとだけ背伸びしてコツコツする」が得意な村山です。PIECESの一員としてご縁をいただいたことを感謝すると共に、「子どもの孤立」解消に向けて自分にできることを一歩ずつ前進させていきたいです。これからよろしくお願いします!