#問いを贈ろう2023 にご参加いただき、ありがとうございました。

PIECESから贈る17の「問い」を通じて自分や他者、未来に想いを馳せ、より良い社会を目指すきっかけをつくる #問いを贈ろうキャンペーン。8月15日から9月21日までの6週間、多くの方にご参加いただき、本当にありがとうございました。

異なる私たち一人ひとりが大切にされている、そんな社会は誰かがつくる確固たる正解ではなく、ふと感じる違和感や、私たちが受け取る願いや問いから、始まっていく。
そんな思いからキャンペーンを開始し、今年で3年目となりました。

「問い」を通じて自分や他者、未来に想いを馳せる、その想像力の先に、誰もが大切にされる社会があると、私たちは信じています。

今年のキャンペーンは終了となりますが、これからも日々の暮らしの中でふと「問い」を思い出していただけるととても嬉しく思います。

問いの広がり

「問い」に対するアクション(いいねやリポスト、コメントなど)の数で、自分や社会、未来に対する関心の広がりを測りました。

参加者の投稿

いいねやリプライで他の人に問いを贈るほか、たくさんの方が問いに対するお返事を投稿してくれました!
みなさんの多様なお返事から、私たち自身もたくさんの気づきや新たな視点を得ることができました。

参加者の声

・世界中で、そして日本でもいろいろな悲しいことや怖いことが起きていて、先の見えない不安な世の中になってきていると感じていますが、「問い」によってそのことをより強く考えさせられました。
一市民として、幸せに生きられる平和な世の中をつくるためにできることを考え、行動していきたいと思いました。

問うことで様々なことに気づくことができると感じています。 問いを通じて自分の考えをアウトプットする機会を与えていただき、ありがとうございます。

・子供たちとその未来が健やかに育つ社会にしていくために、私たちがするべきことはまだまだあると感じました。 

・普段目を向けることをできなかったこと(してこなかったこと)を改めて考えるきっかけとなりました。ほかの方の問いのお返事もいくつか読ませていただいて、色んな考え、色んな世界の見方を知る機会となりました。

・問いの答えを考える時間はなんだかあたたかい気持ちになるなと思いました。また、わたしの願いとか大切にしたいことを改めて見返して、やっぱり大切にしたいことはこれなんだと気づくことができました。まだ答えてない問いで考えたいものがあるので、キャンペーンは終わったけどまだ続く問いの答えを考える時間を楽しみにしたいなと思います!

・忙しい日常の中で、問いについて想いを巡らせる時間が、私にとってはとても心落ち着くひとときでした。

・問いに答えている時、まだみたことのない遠くにいる名もない子どもたちを感じながら過ごすことができました。 いつになっても、子供たちのために生きていきたいという私自身の願いは変わらないままなんだなと自覚することができました。
また、他の方々の問いの答えを見ていて、すごく自分の心が広くなったのと同時に、暖かい気持ちに包まれていました。 物理的な距離は遠いかもしれませんが、心の距離は近く存れるように生きたいと思いました。

・素敵な企画をありがとうございました。ホッとする問い、 ドキッとする問い、 自分に向き合うきっかけであり、身近な人に向き合うきっかけであり、世界に、未来へのきっかけであり… 日々遠くへと目線が向かう問いをありがとうございました。

PIECESが贈った 17の「問い」

「問い」は、PIECESが全国で展開している市民性醸成プログラム「Citizenship for Children」で長年培ってきた問いかけやリフレクションのエッセンスを凝縮させたものです。

「自分をみつめる」「まわりを見つめる」「未来をみつめる」といった3つのテーマに紐づいた「問い」を贈ることで、自分の願いに気づき、他者への想像力をはたらかせ、願う未来と向き合うきっかけをつくります。
すべての「問い」はキャンペーンサイトからご覧いただけます。

著名人からの「問い」のお返事

さまざまな分野で活躍する【14名】の方々から、問いのお返事をいただきました。ご賛同いただいたみなさま、本当にありがとうございます。
いただいたお返事は、キャンペーンサイトからご覧いただけます。

またご参加いただいた著名人のみなさんからもコメントをいただきました。

・どれもひとことでは言い表せない大切なテーマで、こうして悩んでいる時間が自分にとってとても豊かなひとときだと思いました。

こどもの孤立をなくすための市民性、めちゃくちゃ大事と思います。問いを立てながら生きることは能動的人生に他ならないし、凄く意味深い。

・とっても素敵な活動ですね。私もどうにか子どもたちに笑顔になってほしい一心で色々と活動してます。

オンラインイベント「問いのじかん」

代表の小澤いぶきが、京都大学総合博物館准教授・塩瀬隆之さんと共に「問うこと」について深めました。たくさんの方にご視聴いただき、ありがとうございました。以下よりアーカイブをご覧いただけます。

 

「問い」の先に広がる世界


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今年もたくさんの方々と共に育んできた宝物のような時間となりました。 皆様にとって、この1ヶ月、どんな体験だったでしょうか。
私自身にとっては、問いを通して出会ったたくさんのお返事に触れ、世界の多様さと豊かさを感じ、日々自分がみえていなかった世界と出会い直したような日々でした。

私たちの日常には多様な世界が広がっています。
「問い」を受け取るタイミングにより、どんなことがこころに浮かぶか変化したり、誰かの問いのお返事に触れて自分のこころに新たな感覚が芽生えたりすることは、自分と誰かや世界が交わされ影響し合う瞬間だったように感じます。

「問い」を通じて立ち止まり、お互いの返事を通して新たな世界と出会い、この世界を共にしている自分や他者、未来に想いを馳せることは、共に生きる人や自分に純粋に関心を向けながら、日々の暮らしに、さまざまな願いや想いを発見し、互いにそれを紡ぎながら社会を育んでいくことなのかもしれません。

今年のキャンペーンは一旦区切りとなりますが、わたしたちは、この取り組みを通して、市民性を重ねあい、優しい間を育みながら、願う社会を皆さんと一緒に広げる営みを続けていきたいと考えています。
改めてこの1ヶ月半を一緒に育み、耕し、広げてくださりありがとうございました。

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PIECES代表理事/児童精神科医