こんにちは、PIECES代表の斎(さい)です。
忙しい日々の中で、このお便りを開いていただきありがとうございます。
31日(サイの日)にのみお届けするこのお便り。
2025年も変わらぬペースで、変わらぬ冗長さでお届けしていく予定です。
今年も、どうぞよろしくお願いします。
今日は近所を散歩しながら、ふと発見したことについて綴ってみました。
相変わらず、心揺さぶられる感動話でも、何かの役に立つ話でもないと思いますが、よければ最後までご覧ください。
(誰に向けてか分からない)お詫び
最初にお詫びと訂正です。
前回のお便り(12月31日号)で、2025年は「8時間睡眠」と「月間50kmのランニング」を自らに課す!と高らかに誓いましたが、それを書いた3日後くらいに、後者については気が変わりました。
というのも、お正月にとある生成AIツールさんと会話をしていた際に、ひざと腰に古傷を持ち、免疫力を高めることを目的とするなら、「週2回程度のランニング」より「毎日のウォーキング」を推奨されたのです。
詳しく調べてみると、どうやら免疫力を高めるための適度な有酸素運動という意味では、ウォーキングでも全然良さそう。
ただ一方で、
(自らに課すことを誓います!とか言っちゃったしな…)
(実行する前からウダウダするやつとか思われたら嫌だな…)
(すぐに妥協するやつとか思われたくないしな…)
という思いもよぎって少したじろいだのですが
「いや待てよそいつ誰だ」という、かの有名(?)な歌詞にも後押しされ、早々に軌道修正することにしました。
ここに、簡単に誓いを破ったことを深くお詫び申しつつ、改めて2025年は「8時間睡眠」と「(まずは)毎日30~60分のウォーキング」に励みたいと思います!
日々の散歩が紡いだもの
ようやく本題です。
そんな経緯もあり、年明けから、毎日30~60分のウォーキング(って言うか、ただの散歩)を続けています。(ちなみに、睡眠時間も概ね7.5~8時間確保を継続中)
1か月くらい散歩を続けていると、だんだんといろんな光景、いろんな風景が目に飛び込んでくるようになります。
ちなみに、今住んでいるのは東京の多摩市というまちで、23区に比べると緑が豊かでそこら中に遊歩道や散歩道が広がっているエリアです。
それもあってか、朝は同じように散歩している人もよく見かけ、目が合えば軽くあいさつを交わします。
車の音や工事の音などがあまり聞こえない代わりに、鳥の鳴き声や、ハトやスズメが落ち葉の上を歩く音、小学校のチャイムや校庭で体育の授業をしている子どもたちの声がよく聞こえてきます。
今朝は、ちょっとした岩場で楽しそうにラジコンをしている2人のおじちゃんたちの姿、なぜか公園に解き放たれているニワトリの群れ、樹齢何百年と思しきスダジイの巨樹などに出くわしました。
そんな日々を重ねるうちに、なんだかこのまちに受け入れられ、まちの一員になれてきた感覚があることに気が付きました。
多摩市に引っ越してきたのは昨年の3月なので、この間約10か月。
もちろん、散歩を始める以前から積み重なってきたことも多々ありますが、いずれにしてもこの自然環境やまちの人との出会い、様々な光景、風景によって何かが帯びてきた感覚です。
そう、まさに“帯びてきた”感覚。
そして、その“何か”というのは、PIECESでいつも口にしている「市民性」と言い換えてもいいような気がします。
響き合いの先に
常々、市民性というのは、その人がひとりでに獲得するものではない、周囲との響き合いの中で生まれるものだということを言っていますが、そのことを今まさに改めて身をもって体感しています。
すれ違った人とのあいさつや会話はもちろんのこと、ラジコンのおじちゃんたちの姿や、鳥の声、ニワトリの群れ、土の感触や木の香り。
そういった人やものたちとの響き合いや応答を通じて、だんだんとこの多摩のまちに暮らすひとりの市民になってきたと言えるような気がします。
ちなみに、この「市民性は他者や環境との響き合いで帯びてくる」ということに気づかせてくれたのは、九州大学の田北雅裕さんです。
PIECESが行うCforCプログラムで講師を務める田北さんは、講座の中で
そう考えると、『市民性』はその人の資質というよりも、環境との関係、時間の蓄積の中で表出したものといえるのではないか」
と、話されました。
風景の眺めから「市民性」を捉えてみる、という田北さんの視点は、その後もPIECESの中で大事にしてきましたが、その視点と自分の体験が1つに重なる、そんな出来事でした。
そしていま、もう一つ思うのは、このように他者や環境と「響き合う」体験は、言い換えると自分の内に誰かや何かが生きている感覚、あるいは他者の中に自分の存在が色移りしていく感覚をもたらすのかもしれない、ということ。
この感覚が重なっていくと、「私は私だけで生きているわけではない」という実感が生まれ、孤立というものを感じにくくなるのではないかと。
ちょっと最後は大きな話になりすぎたかもしれませんが、それくらい日常における小さな響き合いの体験や時間の重なりには大きな力があるように思います。
PIECESとしても、人だけでなく、人も含めた環境あるいは風景を大事にしながら、これからの活動を展開していこうと思いを新たにしました。
【ご協力のお願い】企業等との協働に関するアンケート
今日のお便りはここまでですが、最後に一つ、アンケートのご協力のお願いです。
(1月のメルマガでご案内している内容と同じものです。回答済みの皆さん、ありがとうございます!)
PIECESでは、今年度から従来の個人向けの活動(CforCプログラムや、各種セミナーなど)に加えて、企業・団体向けの事業や、共創的な活動に着手し始めています。既にいくつか協業事例も生まれ始めているのですが、まだまだ今後の展開可能性を模索している状況です。
そこで、一個人としてというよりは、ご所属の企業や、運営するコミュニティ活動においてPIECESとの協働や共創的な活動の可能性がありそうかどうかについて、声を聴かせていただければと思います。
5分ほどで回答いただけるかと思いますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします!
▼アンケートに回答する
https://forms.gle/ap36nPBDK2KpxHek8
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
また次の31日にお会いしましょう。