子どもと自分にとっての心地よいあり方をともに学び、実践するプログラムCitizenship for Children2025
「子どものために何かしたい。」そう願うときほど、私たちはつい一生懸命になりすぎて、自分自身のことを置き去りにしてしまうことがあります。
PIECESでは、子どもと自分にとっての心地よいあり方をともに学び、実践するプログラム「Citizenship for Children (CforC)2025」を開催しました。CforCで大切にしているのは、子どもを想うのと同じくらいのあたたかなまなざしを、自分自身にも向けてみること。
「ちょうどいい関わり」ってなんだろう? 、27名の仲間とともに、自分自身の願いに耳を澄ませながら半年間のプログラムを実施しました。
参加者のバックグラウンドは多岐にわたります。今年度は、自営業(5名)や会社員(4名)の他、病院・福祉職員(4名)、NPO職員(3名)、行政職員(3名)といった対人支援の専門職、さらには学生や地域活動に携わる方まで、多様な視点が混ざり合う場となりました。
Citizenship for Childrenプログラムの3つの柱
今回のCforCプログラムは、以下の3つの要素を掛け合わせることで、深い学びに繋げました。
◆「講座」:多様な視点との出会い
ソーシャルワーカーやまちづくりの専門家など、7名の多彩な講師をお招きし、子どもとの関わりのエッセンスを学びました。単なる知識のインプットではなく、講師との対話を通じて、それぞれの現場で生きる「市民性」の解像度を高めていきました。
◆「リフレクション」:立ち止まって振り返る時間
日々の実践の中で、私たちはつい「結果」を求めがちです。しかしこのプログラムでは、参加者同士の対話を通じて、あえて「立ち止まる」ことを大切にしました。自分自身の反応や感情を内省することで、見えていなかった「自分の願い」に気づくきっかけが生まれています。
◆「アクションサポート」:私なりの実践へ
学んだことをどう現場で活かすか。研修や個別伴走を通じて、参加者一人ひとりの想いを深掘りし、明日からのアクションへと昇華させるサポートを行いました。
参加者の変化
プログラム受講前後のアンケートでは、参加者の意識に変化が見られました。
自分自身の感情への意識
「子どもの感情や願いと同時に、自分自身の感情や願いも大切にするように心がけている」と答えた人は、受講前の40%から73.3%へと大幅に上昇しました。
学び続ける姿勢
「子どもとの関わりには答えがないことを実感し、学び続ける努力をしている」と強く実感している層も、20%から53.3%へと倍増しています。
「子どもをどうにかする」という外側への働きかけだけでなく、「自分はどうありたいか」という内側へ矢印を向ける姿勢が、半年間で深く根付いたことが伺えます。
学びを経た参加者の声
半年間の学びを経て、参加者のみなさんから寄せられた感想の一部を、下にまとめています。
子どもの言動の背景を、より奥行きを持って理解できるようになった。
子どもの素敵さを残すことを考える中で、自分自身にも同じまなざしを向けていいんだと気づいた。
自分の『こうあるべき』を一旦横に置き、感じたままを場に出す経験ができた。迷いを共有できることが安心につながった。
普段のコミュニティでは出会わない言葉や価値観に触れ、自分の価値観が耕されていく感覚があった。
半年間の歩みを経て、CforC修了生はそれぞれの場所で「自分なりの市民性」を紡ぎ始めています。プログラムは一旦終了しましたが、これからも私たちは同じ願いを持つ仲間です。
CforCプログラムを応援してくださったPIECESメイトの皆さまをはじめ、見守ってくださった方、本当にありがとうございました。
