ABOUT

PIECESとは

社会に、やさしい「間」を創出する。

PIECESは、子どもが生き生きしくあれる社会を目指して、
子どもと環境の接点に働きかける認定NPO法人です。
拠点事業や、学びと対話の場づくりなどを
通じて一人ひとりの手元から、社会の土壌を耕します。

PIECESのはじまりと子どもの今

私たちは、医療や福祉の現場で心に深い傷を負った子どもたちと出会ってきました。目の前の子どもをケアすることは、もちろん大切です。けれど、傷の根本にある「社会の環境」を変えなければ傷つく子どもは生み出され続けてしまう。その強い危機感が、PIECESの原点です。

私たちが向き合うのは、子どもを取り巻く2つの現実です。

ひとつは、頼りたくても頼れない、孤立の広がり。「ねえ、きいて…」「実はさ…」その一言を発し、受け取れる余白やつながりが失われている現実です。

もうひとつは、「できる・できない」で測られる息苦しさ。能力や成果で価値が測られがちな社会のなかであるがままの感情や願い、存在そのものを大切にされる文化が薄れつつあります。

社会に、「やさしい間」を創出する

この現実を変えていくために。私たちが働きかけるのは、
子どもそのものよりも子どもを取り巻く「環境」です。

そして、その環境を構成しているのは社会に暮らす私たち一人ひとりです。

だからこそ、私たち PIECES は一人ひとりの手元から
「やさしい間」を広げることに取り組んでいます。

私たち一人ひとりの手元から、社会のあちこちに「やさしい間」が広がっていくこと。
それこそが、孤立や息苦しさへのやさしい処方箋になると私たちは信じています。

やさしい間を生み出すのに、
高度な専門性や、立派な施設は必要ありません。
特別な知識やスキルもいりません。

ふとした時の言葉がけや、ちょっとした想像力。
言葉や行動の背景にある「願い」を大切にすること。
無理をせず、自分なりのあり方で関わること。

そんな一人ひとりのまなざしやふるまいの先に、
自然と「やさしい間」は生まれていきます。

活動内容

私たちはそんな現実と向き合い、
信念を持ちながら
3つの活動に取り組んでいます。

まちのまプロジェクト

「やさしい間」が生まれる
地域をつくる

東京都多摩市にユースセンター機能を有する拠点を、子ども・若者・市民とともに開設します(2026年秋ごろ開設予定)。一人ひとりの願いや存在そのものが大切にされる場を育むと同時に、地域の市民が「ひとりの人」として子どもと関わるためのプログラムを通して、「やさしい間」が生まれる土壌を地域全体に広げていきます。

研修・協働事業

実践から生まれた学びを
各地へとどける

子ども・若者の孤立を防ぐための市民向けプログラム「Citizenship for Children(CforC)」で培ってきたエッセンスなどをもとに、法人・自治体向けの研修や伴走支援、多様な主体との協働事業を行っています。対話と内省を重視しながら、「ひとりの市民としての関わり」「専門性と市民性による共創」の価値をパッケージ化し、各地に展開していきます。

啓発事業

市民性や子どもの権利を
日常にひろげる

市民性や子どもの権利の大切さについて、SNSやイベント、ワークショップなどを通じて発信しています。一人ひとりのまなざしや関わりが少しずつ社会に広がり、社会の仕組みや文化が変容し、「やさしい間」が日常の中に生まれていくことを目指しています。誰もがひとりの市民として、子どもたちと共にある社会をともにつくっていきます。

ごあいさつ

PIECES代表理事の斎です。
2016年の法人設立以来、理事兼事務局長として事業運営に携わってきましたが、2024年9月にファウンダーの小澤いぶきさんから、代表のバトンを受け取りました。PIECESは元々、医療や福祉、教育などそれぞれのフィールドで活動していたメンバーが偶然の重なりによって出会い、立ち上がった団体です。そこにあったのは、子ども・若者の生きづらさや息苦しさ、彼らを取り巻く社会の歪さ、人の権利や尊厳が大切にされていない現状をなんとかしたいという想いでした。私自身も、これまでPIECES内外で関わってきた子どもたちの声、あるいは直接ではないながらも様々な人や媒体を通じて届いてくる声を通じて、無数の傷に出会ってきました。


子どもたちや周囲の大人の傷や痛み

学生時代に児童養護施設で出会ったRくんも、ソーシャルワーカーとして出会ったKくんやMさんも。本人はもちろんのこと、養育者や周囲の人たちもそれぞれに傷や痛みを抱えながら過ごしていました。また、分かりやすい形ではないにしても、大人の価値観や評価軸、時間感覚によって、子どもの権利や尊厳が蔑ろにされている光景は、日常のそこかしこに広がっているようにも感じてます。

一人ひとりが持つ市民性

一方で、これまでの活動や経験を通じて、私たち一人ひとりがもつ「市民性」のもたらす影響の大きさに、心からの可能性を感じています。立場や肩書、評価やジャッジをおろした先にあるひとりの人としての願いや大事にする想い。そこから生まれるまなざしや関わりが、誰かにとっての支えや力になる場面を幾度となく目にしてきました。それは決して特別なことでも複雑なことでもありません。一人ひとりの存在はすでにそこにあるし、「市民性」は誰もが持っているものです。ですが、今この社会においては、その特別ではない当たり前のものが、かえって見えにくい、気づきにくい状態になっているように感じています。

だからこそ、私たちPIECESは、そんな「市民性」を照らし、育むことにチャレンジし続けていきます。

そのチャレンジを通じて届けたいのは、人が何かをすることや、何かを獲得することを求めるものではありません。何かをさせるでも、何かをしてあげることでももちろんありません。市民性を手掛かりに、一人ひとりが自分や他者の存在そのものを尊重し、共にあること。目に見えないものやことから目を背けずに、そこにいることが大事だと考えています。

パートナーとしての子どもたち

私たちにとって、子どもの存在は対象者ではなくパートナーです。

頭で考えるよりもこころで感じることを大事にする姿勢や、評価や判断をわきに置いてそのものをみつめられる力、常識にとらわれない豊かな視点や感性。それらは、疑うまでもなく、私たち大人が失ってきてしまっているものであり、子どもたちが当たり前のように持っているものだからです。

市民性を照らし、育むこと。それを通じて、一人ひとりの人が子どもや他者との応答や響き合いを大事にしながら、互いの権利や尊厳を大事にしていくこと。途方に暮れそうになる取組みですし、時間もかかります。どこかでは、潮目が変わる瞬間が訪れるのを信じて、祈るような営みでもあります。

それでも、協力・共創を大切にして、「少しずつ、みんなで」これからもチャレンジを続けていきたいと思います。それぞれのあり方・関わり方で、協力や応援いただけたら嬉しいです。

認定NPO法人PIECES代表理事

PROFILE

斎 典道

認定NPO法人PIECES 代表理事 / ソーシャルワーカー

大学在学中より国内外の社会的養護、地域子育て支援の現場でフィールドワークを実施。2012年には北欧の社会福祉を学ぶためデンマークに1年間滞在。国民の日常に溢れる、文化としてのウェルビーイングの価値に深い感銘を受ける。日本福祉大学大学院在学中に児童精神科医の小澤と出会い、PIECES設立に参画。現在は、事務局長として、事業・組織の両側面から事業運営に携わる。2015年~2019年まで、都内でスクールソーシャルワーカーを兼務。子ども・子育て家庭の教育福祉問題に対するシステミックな変革を、ソーシャルワーカーという立場から追求する。

メンバー紹介

理事

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斎 典道

代表理事 / ソーシャルワーカー
大学在学中より国内外の社会的養護、地域子育て支援の現場でフィールドワークを実施。2012年には北欧の社会福祉を学ぶためデンマークに1年間滞在。国民の日常に溢れる、文化としてのウェルビーイングの価値に深い感銘を受ける。日本福祉大学大学院在学中に児童精神科医の小澤と出会い、PIECES設立に参画。2015年~2019年まで、都内でスクールソーシャルワーカーを兼務。子ども・子育て家庭の教育福祉問題に対するシステミックな変革を、ソーシャルワーカーという立場から追求する。2024年9月より代表理事。

ブログを読む

荻原国啓

ゼロトゥワン株式会社 代表取締役社長,ソーシャルアントレプレナーズアソシエーション(SEA)代表理事,ピースマインド共同創業者
慶應大学在学中に個人・組織のメンタル面のサポートする社会企業のピースマインド(株)を創業。人と組織の「はたらくをよくする®」メンタルヘルス支援プログラムを提供するアジア最大手企業として、上場企業を中心に1000社以上の支援をするパイオニア企業に成長。2016年ゼロトゥワン設立。社会インパクト起業家輩出のために経営支援、投資育成事業を展開。2018年ソーシャルアントレプレナーズアソシエーション(SEA)を社会起業家メンバーと設立、共同代表理事。ライフワークとしても業種業界問わず多くの起業家/経営者のメンター・エンジェルとして活動中。

小野田峻

小野田総合法律事務所
盛岡で東日本大震災に遭遇したことをきっかけとして、東京弁護士会内有志の津波被災地訪問企画を立案し、継続的に実施。2016年11月には、ソーシャルスタートアップ向けシェアオフィス(social hive HONGO)併設の小野田髙砂法律事務所を本郷三丁目にて開業(2018年7月には増床。2020年2月時点で、shHに入居している団体は19社)。支援先の団体が向き合う社会課題は、防災や救急救命、日本酒文化、シビックテックや官民連携、介護、食と演劇、子ども・若者支援や社会福祉の現場のデザイン、女性の両立不安の解消、出生前検査など多岐にわたる。法務支援を中心とするビジネス横断的支援にとどまらず、社会課題解決に関連する各種リソースを有機的に連携させることにより、広くソーシャルチェンジメーカーの多様な可能性を未来に繋げる活動を行っている。

箕輪 憲良

積水ハウス株式会社
ヤフー株式会社の社会貢献担当として、寄付/チャリティ活動や NPO 支援などを実施。その後、ソフトバンク株式会社のCSR推進部を経て現在、積水ハウス株式会社でソーシャルマーケティングをゆるゆるとリード。複数のソーシャルグッドなプロジェクトに首を突っ込み、にぎやかしている。

矢部 杏奈

PIECESスタッフ(啓発、広報ファンドレイズ) / 準認定ファンドレイザー
大学卒業後、民間企業、10年以上に渡る国際協力NGOでの勤務を経て、2022年からPIECESの広報・ファンドレイズチームに参画。国内外問わず、子どもたちが生きていく未来をよりよいものにしたい、また携わることが自分の人生を豊かにしているという想いから、社会に起こっている様々な出来事に向き合っている。

noteを読む「よく育つものは、ゆっくり育つ。」

理事

佐藤暁子

ことのは総合法律事務所 弁護士
上智大学法学部国際関係法学科、一橋大学法科大学院卒業。International Institute of Social Studies(オランダ・ハーグ)開発学修士号(人権専攻) 。企業に対する人権方針、人権デューディリジェンスのアドバイス、ステークホルダー・エンゲージメントのコーディネート、政策提言などを通じて、ビジネスと人権の普及・浸透に取り組む。

スタッフ

さかぐち きえ

プログラム開発
大学卒業後民間企業を経て入職したNPOで、学びの場づくりやファシリテーションを経験。その中で生まれる人々の変化を見ることがやりがいに。まちに開かれた保育園の立ち上げに携わり、子どもたちの周りに専門職だけでない頼り先の必要性を実感。
子ども・大人・地域のより良い未来を願い、主に非営利組織や教育分野で活動中。

noteを読む「少しずつの優しさが紡がれると」

佐藤麻衣

広報
認可保育園の運営会社で勤務後、青年海外協力隊としてキルギスへ。地域コミュニティや子どもの居場所づくりに関心があり、PIECESに出会う。
プライベートでは一児の母として子育てに奮闘しながら、長年継続して関わるNGOの役員にも従事。

noteを読む「いろんな人との出会いが人生を豊かにする」

鈴木唯加

CforC 運営
イギリスでみちあそびに出会って以来、「子どもが遊ぶ風景をまちの日常に。」を自らのテーマとして活動。渋谷での常勤プレイワーカーを経て、2022年にPIECESのCforCプログラムファシリテーターとして参画。以降も、プレイワーカーや保育士として、またプライベートな一個人としても、子どもの遊び環境をつくり続けている。

noteを読む「気づいたらこれラブレターですね。」

村山 裕紀

CforCコンソーシアム推進
青年海外協力隊(エジプト/青少年活動)やNPOを経て、ソフトバンク株式会社のCSR部門としてICTを活用した学校スポーツ支援や次世代第育成等のプロジェクト企画推進に従事する。また、公益財団法人東日本大震災復興支援財団を兼務し、助成金や給付型奨学金の事業運営にも携わる。退職後、「子どもを支える社会の土壌つくり」に共感し、2023年6月よりPIECESに参画。主にCforCプログラムのコンソーシアム化推進や組織管理を担当する。

noteを読む「未来をカタチにする為に」

まきばメンバー
(プロボノ&インターン&スタッフ)

私たちは「PIECES」は、誰かのものではなく思いやりのある未来をつくる人の総称と考えています。

また、組織の内部・外部という線引きなく、PIECESの目指す世界観に共鳴しているひとたちのことを「まきば(牧場)」とよんでいます。そこには、理事も非常勤もインターン生もアドバイザーもプロボノのみんながいます。みんな、お互いに思いやれる未来、優しい間を生みたいよねということに共感してそれぞれできることをやろうと思って集まっている人たちです。子どもたちの周りがやさしいつながりで溢れる未来を目指して集う、個性豊かなメンバーに支えられています。

団体概要

 
名称 認定NPO法人PIECES(ピーシーズ)
英語表記:Specified Nonprofit Organization PIECES
所在地 東京都文京区本郷三丁目30-10 本郷K&Kビル5F 小野田総合法律事務所内 social hive HONGO
設立 設立(NPO法人として認証):2016年6月22日
役員 代表理事:斎典道
理事:荻原国啓
理事:小野田峻
理事:箕輪憲良
理事:矢部杏奈
監事:佐藤暁子
定款 定款ファイル
沿革 2014年4月 前身団体となるDIC(Diversity×Inclusion×Children)の活動をスタート
2016年5月 コミュニティユースワーカー育成プログラム(現在のCitizenship for Children)スタート
2016年6月 NPO法人PIECES設立
2018年7月 前代表小澤がコモンズ投信「コモンズSEEDCap(社会起業家応援プログラム)」の第9回応援先に選出
2018年10月 認定NPO法人格を取得
2019年4月 直接支援事業を譲渡する形で、前副代表の荒井がNPO法人サンカクシャを設立
2019年7月 Citizenship for Childrenの他地域展開を茨城県水戸地域を皮切りにスタート
2024年3月 認定NPO法人失効 ※詳細はこちら
2025年12月 認定NPO法人再取得
 

以下の団体・組織のメンバーとなっています

孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム(会員)、子どもの未来アクション(賛同団体)、広げよう!子どもの権利条約キャンペーン(実行委員団体)、新公益連盟(会員)

(2026年5月現在、法人格略)


活動報告・収支報告など


子どもを取り巻く「孤立」の現状

困ったことやしんどいことがあったときに、頼ったり助けてもらえる環境が子どもの周りにない


PIECESが目指していること <MISSION>

一人ひとりのマインドセットをアップデートし
社会のなかに市民性を醸成する

私たちの目指す未来は、子どもたちが孤立せず、優しいつながりが溢れる未来

それは小さな困りごとや小さな心の傷が生まれた時に、
身近な関係性の中でケアされ、お互いに癒しあっている世界です。

専門家だけではなく、私たち一人ひとりが優しい間をつむぐ市民性を発揮していくことで、
子どもの心の傷が身近な関係性の中でケアされ、子どもの孤立は解消されていくと考えているからです。

団体名とロゴに込めた想い

私たちの手元には、過去から手渡されたさまざまなPIECE(かけら)があります。
そして今の時代を共にする人たちと共有する痛み、願い、風景といった「PIECE」があり、
未来へ紡がれる「PIECE」があります。
一つひとつの「PIECE」が影響し合い、重なり合い、今を育み、未来を紡ぎ、織りなす。

私たちの団体名「PIECES」は、”すでに私たちの手元に、願う未来のかけらがある”、
”この世界を共にするどんな存在も尊重し合う平和へのプロセスは、
私たちの手元から紡がれる”という意味をこめてつけられました。

 PIECESとSDGs

ひとりひとりが自分らしい市民性を醸成し、行動できるようになることは、
子どもだけでなく大人、そして地域のウェルビーイングをつくることができます。

SDGs(持続可能な開発目標)の達成の先には、地球全体の「ウェルビーイング」があります。
そしてSDGsを達成するためには、私たち一人ひとりが、
自分が地球で起きている様々なことに関わっていることを知り、
今ある社会の構造の当たり前を問い直し、考え、関わっていくことが大切です。

PIECESが行う市民性の醸成は、地球全体の「ウェルビーイング」に向けた一歩になると考えています。


団体概要

PIECESが取り組む課題 <ISSUE>

頼れない・頼る人がいないという「子どもの孤立」

貧困や家族の病気、いじめなどでしんどいときや傷ついたときに、家庭・学校・地域などで誰にも頼れない、頼る人がいない「子どもの孤立」。

それにより、心の傷が悪化するまでケアされず、深刻な状態へとつながる子どもたちがいます。

ご挨拶

PIECESは元々、医療や福祉、教育などそれぞれのフィールドで活動していたメンバーが偶然の重なりによって出会い、立ち上がった団体です。そこにあったのは、子ども・若者の生きづらさや息苦しさ、彼らを取り巻く社会の歪さ、人の権利や尊厳が大切にされていない現状をなんとかしたいという想いでした。

PIECESは、私たち一人ひとりがもつ「市民性」のもたらす影響の大きさに、心からの可能性を感じています。立場や肩書、評価やジャッジをおろした先にあるひとりの人としての願いや大事にする想い。そこから生まれるまなざしや関わりが、誰かにとっての支えや力になる場面を幾度となく目にしてきました。

PIECESは、そんな「市民性」を照らし、育むことにチャレンジし続けていきます。

PIECES代表理事 斎 典道

メンバー紹介

子どもたちの周りがやさしいつながりで溢れる未来を目指して集う、個性豊かなメンバーに支えられています。


子どもが孤立しない社会を一緒につくってください。

PIECESの活動を継続し、子どもが孤立しない社会を目指すためには
皆さまの力が必要です。
ぜひ寄付で活動を応援して下さい。