【PIECES ROOMレポート】小澤いぶきが今聞きたい、あの人の市民性 | VOL.1 鬼丸昌也さん

PIECESを応援してくださっている各界の著名な皆さまと一緒にライブ配信を行う「PIECES ROOM - 小澤いぶきが今聞きたい、あの人の市民性 -」が初回を迎えました!

PIECES ROOMは、市民性の意味や、市民性の先にある優しい間が広がる世界について、PIECES代表の小澤いぶきとゲストの方が語り合う配信です。

初回のゲストには認定NPO法人テラ・ルネッサンスの創設者である鬼丸昌也さんをお迎えしました。配信の内容を簡単にご紹介します。


自分たちの行動で社会を変えられる 

テラ・ルネッサンスは「すべての生命が安心して生活できる社会(世界平和)の実現」を目指して、活動されています。海外の『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対する現地での直接的な支援活動に加え、国内では『平和教育』を中心とした啓発活動に取り組まれています。
鬼丸さんから「海外でおきていることが自分たちも関わっていることを知ると心が痛むかもしれない。でも逆から捉えれば、自分たちの行動で社会を変えていけるということだ。」というお話がありました。「自分たちにも責任があるということは行動次第では希望があるとも言える」、「微力ではあるけれど、無力ではない」と伝えてくださいました。


市民性の獲得は旅である 

小澤からは市民性を広げようとしているものの、自分自身も不完全であるという話がありました。鬼丸さんは市民性は旅であると言えるのではないかと指摘してくださいました。そして「PIECESの市民性は優しい。優しさはおとなしいとは違い、躍動的だということ」と表現してくれました。PIECESはメイトをはじめ、関わっている皆さんが仲間であり、その輪が市民性を体現していると共鳴しました。


相互尊重・相互学習・相互支援

市民性を支援者・被支援者として関わることではなく、1人の人として関わることであると考えています。テラ・ルネッサンスで大切にしている「相互尊重・相互学習・相互支援」という価値観の紹介があり、活動の中、日常の中で体験した相互での関わり・学び合いについていくつか言及していただきました。
私たちの尊厳は「目に見えないインフラ(優しさや関心、信じてもらうことなど)」に支えられていることを改めて実感しました。


寄付の意味 

鬼丸さんはPIECESのメイトとしても関わってくださっています。そんな鬼丸さんにとって寄付とは「社会への投資でもある。ただもう1つ大事な意味として、自らを見つめ、自らを変える手がかりになることがある」、「寄付をすることによって私と社会の関係に気づくことができ、自分の中に社会性が生まれ、それは自尊心につながる」とお話しくださいました。また、PIECESのメイトでいてくださる理由としては、PIECESが面白そうだからということ、PIECESがやっていることはわかりにくいからこそ支えるべきだと思っていることを挙げてくださいました。


鬼丸さんからのメッセージ 

「思いがけないことがおきても、絶望があふれた社会に絶望する必要はない。自分の内側の希望にフォーカスすることや、自分ができたこと・やろうとしていることにフォーカスすることが大切である。」と温かいメッセージをくれました。



初回のPIECES ROOM、市民性に向き合うとても素敵な時間になりました。様々な出来事やニュースに出会うと、自分の無力さについ絶望してしまうことも多いと思います。ですが、私たちは相互に関わり合う存在です。自分次第で社会を少し変えることができる、それは希望があると言えることに気づいた時間でした。絶望した自分の気持ちを抱きしめながらも、そこには希望があるかもしれないという視点を持ち続けようと思えました。
PIECES ROOMの配信はアーカイブとして残っています。配信に興味を持ってくださった方はぜひ見てみてください。

また、PIECES ROOMは様々なゲストをお迎えして、定期的に配信予定です。ぜひ今後もチェックしてもらえると嬉しいです。
最後になりますが、ゲストの鬼丸さん、配信を見てくださった皆さん、本当にありがとうございました。

執筆:広報ファンドレイズ インターン 小森 佳歩


次回開催決定!

イラストエッセイストの犬山紙子さんをゲストに「子育てを通して感じていること」「子どもの権利」などについてお話します。ラジオ感覚で、お気軽にご視聴ください!

【ライブ配信概要】

日時:7月27日(水) 21:30-
場所:Facebook / YouTube / Twitter 同時ライブ配信
申し込み:不要
※各SNSからご自由にご視聴いただけます。

※YouTubeリンク:https://youtu.be/IG6AEMzRasA