貧困、虐待、いじめ、不登校など、子どもを取り巻く様々な困難や生きづらさは年々深刻さと複雑さを増しています。直近のデータでは、虐待等により家庭で適切な養育を受けられない児童は約4万6千人で、この10年間で1割以上も増加、また貧困や発達障害、親子関係等を背景にした小・中学生の不登校数は12万人を超えています。そして、より深刻なのは、複雑に絡み合うそれらの社会問題に対処する仕組みや制度が縦横に分断された上で、重篤な危機が発生してからの対症療法的な支援に追われていることです。

未来の社会を担う子どもの権利と尊厳を守ることが、我々に課せられたミッションです。すべての子どもが自分と他者と社会とに安心・信頼を抱けるようになることで、共感と尊重と貢献が文化となるインクルーシブな社会の実現を目指します。